2021 Fiscal Year Research-status Report
チェンジエージェント能力を向上させる問題抽出と目標設定スキルアップ教材の開発
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20K03165
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
光木 幸子 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (70269778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
當目 雅代 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (20259435)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | チェンジエージェント能力 / 看護師基礎教育 / 教育教材作成 |
Outline of Annual Research Achievements |
慢性疾患である糖尿病は、病いとともに生きる方策を患者自身が見いだすことが重要である。申請者らは、糖尿病患者が特別な新しい事柄の導入や新しい行動を促進するのを助ける看護師のチェンジエージェント能力を学生に教育するためにロールプレイを実施してきた。しかし、どのような情報からどのように問題を抽出し、患者にあった目標を設定し、生活や行動を変えるのかは、担当した看護師の経験知とコミュニケーションスキルにゆだねられていた。申請らはこれまでに、看護師がチェンジエージェントとしてどのような関わりをしているかを明らかにし(光木ら,2018,2019)、その能力を測定できる尺度開発をしてきた(光木2019,山野2019)。このことから申請者は、これらの能力はトレーニングを繰り返すことで培われると考える。そこで本研究では、「看護師のチェンジエージェント能力を向上させる「問題抽出と目標設定スキルアップ」教材を用いた教育方法は有効か」を明らかにする。具体的には以下の4点について検討する 1.糖尿病看護のエキスパート看護師から抽出したチェンジエージェント能力の構造からトレーニングドリルの内容を検討する。2.トレーニングドリルの「患者の今の問題点を明らかにするための関わりと長期目標と短期目標を患者から導き出すための関わり」のシナリオを作成する。3.トレーニングドリル・生活習慣セルフモニタリング・動画を用いたリフレクション方法(以下「問題抽出と目標設定スキルアップ」教材)を検討し、教育内容の順序性、時期、期間と具体的な演習方法を検討する。4.「問題抽出と目標設定スキルアップ」教材を使用してその効果を測定する。 「問題抽出と目標設定スキルアップ」教材は、看護師のチェンジエージェント能力を向上させると期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は.昨年度作成した糖尿病看護のエキスパート看護師から抽出したチェンジエージェント能力の構造からトレーニングドリル内容の検討と作成をするために、学習支援システムmanabe上に設定する①専門的知識の習得②患者生活の把握、③患者病状の把握、④問題洗い出しのコミュニケーションスキルアップ、⑤患者にあった目標設定のコミュニケーションスキルアップの内容案を見直し内容の検討を行った。コロナ感染の拡大により看護師からの協力が得られない状況にあり、内容案を作成した時点でとどまっている。 また、学習支援システムmanaba上のトレーニングドリルの内容を評価尺度との整合性を検討するために、教育内容の構成内容と尺度の構成内容について現在検討を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ対応の授業や実習でほとんど研究時間をとることができなかったため、今年度は1週間に1日は研究時間を確保できるように時間調整を行う。
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Causes of Carryover |
学会がすべてオンラインとなったため、旅費を使うことがなかったことと研究の時間がほとんどとれなかったことから物品費を追加で使うことがなかったためこのような結果となった。今年度は研究日を1週間に1回は作り、計画を進め必要な物品も整えていきたい。
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