2023 Fiscal Year Research-status Report
緊急事態に対する不安改善がヒューマンエラーを防止する -現場への還元に向けて-
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20K05004
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
上田 真由子 関西国際大学, 心理学部, 准教授 (70823764)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 緊急事態 / あせりあわて / 認知行動療法 / ヒューマンエラー / マインドフルネス |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者は今まで,緊急事態に陥った際のヒューマンエラーやその対処方法について研究を行ってきた。その近年の研究結果からは,認知行動療法を踏まえた手法を応用し,事前に緊急事態に対するプレッシャーや不安を事前に文字に書き出しておくと,緊急事態に陥った際もある程度落ち着いて行動ができることが見出されている。 以上を踏まえ本研究では,その対処方法のメカニズム解明と現場への還元を目指した。つまり第1の目的は,対処方法を実施するとなぜ行動が改善するのか,そのメカニズムを実験や生理指標分析により見極めることであり,第2の目的は,緊急事態におけるヒューマンエラーが致命的なミスとなり得る現場への対処法の浸透である。 しかしながら2023年度は、研究に協力頂ける現場選定が困難となり、計画書通りの現場検証実験ができなかった。ただし、新たに研究に協力頂ける企業との協力が得ることができ、2024年度実施に向けての打ち合わせを行った。 よって、2024年度は2023年度から継続している企業との打ち合わせを行い、現場実験を実施する。具体的には、我々が今まで作成した対処法を実際の現場で用い、実験室実験と同様の影響が見られるのかを検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験実施にあたり、研究に協力頂ける企業の選定に困難を要した。ただし、2023年度内に新たに研究に協力頂ける企業を選定できた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,企業との連携を行いつつ、現場実験を実施する。我々の先行研究である実験室実験で得られたポジティブな効果が、現場でも同様にみられるのかを検討する。
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Causes of Carryover |
2023年度は研究に協力頂ける企業が変更となり、当初予定していたよりも計画が遅れている。そのため、計画の延長を行い、次年度は新しくご協力頂ける企業との打ち合わせを行いながら、現場での介入実験を行うこととする。その実験実施に伴う、参加者募集や実験機材の購入に予算を充てる予定である。
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Research Products
(1 results)