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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Construction of a system for determining the difficulty of medical terms in patient documents

Research Project

Project/Area Number 20K07213
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

松野 純男  近畿大学, 薬学部, 教授 (30299094)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords病院文書 / 難解単語 / 複合語 / 対応分析
Outline of Annual Research Achievements

医療において患者が納得した上での自己決定が不可欠である。しかし、実際は「医師、薬剤師の言葉が分かりにくい」、「説明文章を読んでも理解できない」という患者の不満も見受けられる。そこで、患者向け文書中の医療用語を含む文章を、一般人でも理解できるように変更するシステムを構築するため、医療者、薬学生、一般の3集団に分けて難易度判定テストを実施した。
このテストデータの対応分析およびヒートマップ分析を行った。それぞれの分析で多くの単語と異なる特異的動きをする単語を抽出した。次に、国立がん研究センター中央病院のホームページの患者向け文書2件と「コンサータ錠」の患者向け医薬品ガイド」を「患者向け文書」として用いて、KHcoder 3によるテキストマイニングを実施し、抽出した単語の使用状況を確認した。さらに、抽出した単語の理解度について、一般ボランティアを対象にしたフォーカスグループによるインタビュー調査を実施した。
165単語中無作為に20単語を抽出して633名(医療者130名, 薬学生127名, 一般376名)に行ったランダムテストデータをR-4.0.3で分析して、特異的パターンを示す70単語を抽出した。抽出した70単語のうち、3集団中2集団以上で特異的パターンを示す単語が一般の利用者にとって理解しづらい単語の候補であると推測し、「ステロイド」「療法」などの14単語を抽出した。抽出した14単語を元に一般ボランティアを対象にしたフォーカスグループによるインタビュー調査を実施したところ、それぞれの単語単独の意味ではなく、むしろ「化学療法」「免疫療法」など、複合語を使用した場合の意味について理解しづらさを感じていることが明らかとなった。今後、難解と考えられる複合語について、テストを実施する必要性が認められた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 難易度判定テストおよび患者向け文書の解析による難解医療用語の抽出2023

    • Author(s)
      橋佑一郎、大鳥徹、大内秀一、和田哲幸、船上仁範、八軒浩子、大星直樹、松野純男
    • Organizer
      日本薬学会第143年会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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