2022 Fiscal Year Annual Research Report
多能性幹細胞より味細胞への分化誘導法の開発;味蕾オルガノイド共培養を用いて
Project/Area Number |
20K10005
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川村 文彦 京都大学, 医生物学研究所, 特定助教 (10757074)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 多能性幹細胞 / 分化誘導 / オルガノイド / 味蕾 / 味覚再生 / 共培養 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はヒトiPS細胞またはヒトES細胞より味蕾オルガノイドを分化誘導することを目的としている。今年度はそれらを内胚葉、前腸、前腸前方に分化誘導ことに成功した。味蕾への分化誘導を促す遺伝子を探索するため、CRISPR-KO screeningを行う。それには10^7~10^8個以上の前方前腸が必要となる。そこで我々は既存のマトリゲルを用いる培養法とは全く異なる、3次元大量分化培養法を開発した。この方法でヒト前方前腸細胞だけではなく、ヒト肝芽細胞も大量分化培養できることがわかり、CRISPR-KO screeningのための大量の細胞を生産することが可能となった。
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