2024 Fiscal Year Annual Research Report
変容的学習としての看護師のプロフェッショナリズム教育プログラムの開発と評価
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20K10652
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| Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
網島 ひづる 兵庫医科大学, 看護学部, 特別招聘教授 (90259432)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 千春 園田学園女子大学, 人間健康学部, 准教授 (00510869)
貞永 千佳生 大阪成蹊大学, 看護学部, 講師 (10600182)
荻野 待子 兵庫医科大学, 看護学部, 講師 (20420747)
笹川 寿美 兵庫医科大学, 看護学部, 准教授 (60322898)
常見 幸 兵庫医科大学, 看護学部, 准教授 (80425123)
重松 諒承 兵庫医科大学, 看護学部, 助教 (30967344)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 変容的学習 / プロフェッショナリズム / 教育プログラム / 看護師 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は看護師のプロフェッショナリズムの形成のための変容的学習理論に基づく教育プログラムを開発し実施・評価することである。 第1段階は、中堅看護師と新人看護師を対象に、プロフェッショナリズムに関する認識について面接調査を行い、そのデータを質的帰納的に分析した。その結果、プロフェッショナリズムの形成には看護実践の省察が重要であり、対象者の心理的な混乱を引き起こすジレンマが看護実践の省察のトリガーになっていることが明らかになった。 第2段階は、変容的学習理論を軸として看護実践の経験の省察を中心としたプログラムを開発した。そのプログラムの目的は、対象者がジレンマを感じた看護実践を省察し、その内容を他者とディスカッションすることで看護実践の評価や判断に対する自己の準拠枠が広がり・深まることである。 第3段階として、2023年11月、2024年6月に開発したプログラムの教育研修を新人看護師・中堅看護師に2回実施した。①看護実践の経験に関する課題レポート、②看護師のプロフェッショナリズムに対する自己評価、③プロフェッショナリズムの認識の変化、学習目的の到達度、プログラムへの意見・要望に関する面接調査などのデータを質的帰納的に分析した。その結果、プロフェッショナリズムの認識は、<専門的知識を活かして看護を実践する><倫理的な姿勢で寄り添う><時間を意識した業務調整・管理をする><多職種と効果的に協働する><看護師の役割を省察し続ける><看護師である自己の成長を意識する>などの6カテゴリが抽出された。また、すべての対象者は教育研修後に「看護実践の研修前の自己評価と異なる見方ができた」「経験した時の複雑な気持ちが整理できた」「看護実践から得た学びを次に活かせる」などの認識を示し、本プログラムは看護師のプロフェッショナリズムの形成の動因になる学習プログラムであることが明らかとなった。
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