2022 Fiscal Year Research-status Report
介護老人福祉施設における介護職員への喀痰吸引に関する技術支援プログラムの開発
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20K10675
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
佐藤 亜月子 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (40433669)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横井 郁子 東邦大学, 看護学部, 教授 (90320671)
平野 裕子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40369377)
田中 博子 帝京科学大学, 医療科学部, 准教授 (60513976)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 介護老人福祉施設 / 介護職員 / 喀痰吸引 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、介護老人福祉施設における介護職員に対する喀痰吸引等研修修了後のフォローアップ研修を開発することにある。本年度は、2021年度に実施した介護老人福祉施設における喀痰吸引等研修修了後の介護職員が希望するフォローアップ研修内容の調査結果をもとに、介護老人福祉施設の喀痰吸引研修修了後の介護職員を対象にフォローアップ研修を考案をした。考案した結果、フォローアップ研修の方法は対面とし、内容は喀痰吸引の基本的知識に関する講義、シミュレータによる技術演習、日頃、困ったことが共有ができる座談会とした。開催において、実施場所の施設の近隣の介護老人福祉施設に研修参加へのご協力のご案内を郵送し募集を行った。昨年度、実施した実態調査結果によれば、喀痰吸引研修は、対象とした介護老人福祉施設の43.6%(68名)が実施してないと回答しており、まだまだフォローアップ研修については定着していない。そのため、調査結果から介護職員が希望する喀痰吸引のフォローアップ研修を考案したことは意義があると考える。今後は、考案したフォローアップ研修を実施し、さらに介護職員のニーズにそった研修方法、内容を検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、介護老人福祉施設における喀痰吸引研修修了後の介護職員に対してフォローアップ研修を実施する予定であったが参加者が集まらず、内容、方法等の見直しをしている段階であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
登録特定行為事業者として登録している介護老人福祉施設から、現在の介護職員の喀痰吸引の実施状況や喀痰吸引研修修了後のフォローアップの実態と今後の喀痰吸引の研修に関するニーズについて情報収集をする。その情報をもとに考案した喀痰吸引研修修了後のフォローアップ研修のプログラムの内容、方法等を見直し、再構築したプログラムを考案し実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
喀痰吸引修了後のフォローアップ研修を実施するために、シミュレータの購入や研修で必要な医療物品を購入依頼したが、年度末であったために納品が遅れてしまい、次年度に持ち超された。 今年度、学会に参加する予定であったが、新型コロナウィスルスの影響を鑑み、オンラインで参加をしたため学会に必要な旅費の出費がなかったためである。
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Research Products
(2 results)