2021 Fiscal Year Research-status Report
精神科訪問看護における暴力リスク要因とリスク低減要因のアセスメントツールの開発
Project/Area Number |
20K10776
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
藤本 浩一 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (20467666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀口 和子 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (30379953)
橋本 健志 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60294229)
向畑 毅 兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (90784447)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 精神科訪問看護 / 暴力 / リスクアセスメント |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、精神科訪問看護における利用者からの暴力のアセスメントに使用できるツールを選定した。具体的には、2020年度に実施したMEDLINE, CINAHL, PsyARTICLES, 医中誌Web等を用いた文献検索をもとに、暴力のリスクアセスメントツールとしてHistorical Clinical Risk management-20(HCR-20)、医療観察法における共通評価項目(第3版)を選定した。また、暴力リスクの保護要因を評価するツールとしてStructured Assessment of PROtective Factors for violence risk(SAPROF)を選定し、縦断調査に用いる調査票を作成した。 また、2020年度に実施した近畿圏に設立された精神科病院に附属/併設されている精神科訪問看護事業所のリストアップ、ならびに近畿圏に設立された訪問看護事業所のうち、精神科訪問看護を実施している事業所のリストアップをもとに、調査への協力を打診しているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により協力を得ることは難航している。ようやく3施設から協力を得られたため、研究代表者所属機関の研究倫理審査をパスし、プレテストの実施を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、所属機関における教育等への対応にエフォートを要し、研究への十分な取り組みに支障をきたしている。また、縦断調査に協力くださる訪問看護事業所の選定も難航している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究へのエフォートを確保しつつ、縦断調査のプレテストならびに本調査の実施にむけて、準備・作業を進める。縦断調査に協力くださる訪問看護事業所の選定については、プレテストに協力くださった訪問看護事業所から紹介された事業所に依頼することも視野に入れつつ、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑みながら検討・依頼していく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、所属機関における教育等への対応にエフォートを要し、研究への十分な取り組みに支障をきたし、研究費の計画的な執行ができなかった。2022年度は研究へのエフォートを確保しつつ、縦断調査の実施を予定していることから計画的な執行に努める。
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