2021 Fiscal Year Research-status Report
ベトナム人女子留学生の留学による月経関連症状の推移に関する縦断研究
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20K10830
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
松浦 幸恵 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (80836156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安井 敏之 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (40230205)
チャン ホアン・ナム 徳島大学, 高等教育研究センター, 講師 (30800594)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 月経随伴症状 / 女子大学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、日本人女子大学生を対象とした月経随伴症状のWeb調査を実施した。4月に入学した1年生女子大学生を対象とした縦断研究では、6月と12月に月経随伴症状等に関する調査を行った。同時に、2~4年生の女子大学生を対象とした月経随伴症状の横断調査を行った。これらを分析し、1人暮らしの学生は家族と同居の学生より月経随伴症状が強い傾向があることが明らかとなった。また、月経前より月経中の症状が強い傾向にあり、新型コロナウイルス感染症流行後1年での状況下では、身体症状より精神症状に影響があることが考えられた。研究結果は2つの論文にまとめ投稿した。縦断研究における1年生のサンプル数が少なかったため、2022年度も新たな入学生を対象に調査を開始する予定である。また、これらの研究を踏まえ、現在は留学生を対象とした横断研究の計画を立案中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、本来ベトナム人を対象に行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症流行のために研究全体の構成を見直した。まず国内の女子大学生にフォーカスをおいて検討し、次にベトナム人留学生を含む海外の留学生を対象とすることとしており、現在詳細な計画を立案している段階である。新型コロナウイルス感染症流行によって計画の見直しを図っていることから遅れていると判断した
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、研究対象者をベトナム人に限定せず広く留学生とした調査に変更予定である。また、コロナ禍の中で遠隔授業が増えており質問紙の配布や回収等が難しいため、現在実施している日本人対象の調査と同様に、Web調査を実施する。さらに、調査対象者数の確保が難しいと判断したため縦断研究ではなく横断研究とした研究計画を立案中である。また、日本人学生の調査では、2021年度入学生の2年目の追跡調査と、新たに2022年度入学生の縦断研究の開始を予定している。データが取れ次第、分析し研究結果をまとめ論文を投稿する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大のため国内外における出張や留学生に対する調査等ができず、次年度使用額が生じた。また、全体の研究計画の見直しのため、進捗状況に遅れが生じ、物品購入等への支出も次年度に先送りした。次年度は、日本人大学生の調査だけではなく留学生を対象とした調査を実施するため、依頼文送付やWeb調査など調査に関わる費用、物品購入費用、可能であれば国内外への出張(情報収集や学会参加等)等に関わる費用、研究論文投稿に関わる費用等で使用する予定である。
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Research Products
(2 results)