2021 Fiscal Year Research-status Report
乳幼児の事故を予防するための母親のコンピテンシー尺度の開発
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20K11118
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Research Institution | Shitennoji University |
Principal Investigator |
眞壁 美香 四天王寺大学, 看護学部, 助教 (30844477)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
都筑 千景 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (00364034)
大川 聡子 関西医科大学, 看護学部, 准教授 (90364033)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 事故予防 / 乳幼児 / 保護者 / 家庭内 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度に実施した「乳幼児の安全のための保護者の事故予防実践」の概念分析、母親への家庭内での事故予防実践に関するインタビュー調査の内容について学会発表を行い、意見交換した。いずれも結果については、事故予防の実践内容としてよく分かるという意見であった。 2021年度は概念分析および母親へのインタビューより抽出した内容をもとに作成した「乳幼児の安全のための保護者の事故予防実践尺度」原案について、妥当性を検討した。 母子保健経験のある保健師および大学教員を対象に、項目の表面妥当性について意見を聴取した。尺度項目に関し、75件の意見が得られ、尺度原案全90項目中、修正が必要な項目は77項目あった。これらの意見をもとに、項目の削除や表現の修正等を行い、表面妥当性の検討による尺度修正案は55項目となった。 次に、母子保健経験のある保健師および大学教員を対象に、内容妥当性の検討を行い、内容妥当性指数の算出及び項目の検討を行った。その結果、「乳幼児の安全のための保護者の事故予防実践尺度」案は54項目となった。 作成した尺度案の信頼性・妥当性の確認の調査に向けて、倫理委員会へ承認を得る手続きや、調査に協力くださる機関の募集および打診を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画とほぼ同程度に進行しているため。 2021年度は概念分析および母親へのインタビューより抽出した内容をもとに作成した「乳幼児の安全のための保護者の事故予防実践尺度」原案について、妥当性を検討した。 母子保健経験のある保健師および大学教員を対象に、項目の表面妥当性について意見を聴取し、項目の修正を行った。 次に、母子保健経験のある保健師および大学教員を対象に、内容妥当性の検討を行い、内容妥当性指数の算出及び項目の検討を行った。 これらの結果に基づき、「乳幼児の安全のための保護者の事故予防実践尺度」案を作成した。作成した尺度案の信頼性・妥当性の確認の調査に向けて、倫理委員会へ承認を得る手続きや、調査に協力くださる機関の募集および打診を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
「乳幼児の安全のための保護者の事故予防実践尺度」案の信頼性・妥当性の検討のため、乳幼児を育てる保護者1200名への無記名自記式質問紙調査を行う。質問紙の返送を得て、データ入力および分析を行い、結果を取りまとめる予定としている。
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Causes of Carryover |
成果報告や意見交換のために参加予定をしていた学会がオンライン開催となり、旅費が不要となったため、未使用額が生じた。また、データ入力のための人件費を計上していたが、自ら行ったため使用しなかった。今後の保護者への調査にかかる費用として使用する予定である。
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Research Products
(3 results)