2024 Fiscal Year Annual Research Report
Multifaceted study between health condition and agricultural life in elderly dwellers
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20K11123
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| Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
野瀬 光弘 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携研究員 (00568529)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 健康診断 / 総合機能評価 / 農業生産活動 / 傾斜地での農作業 / 農作物の栽培 / 作物のおすそ分け / 旧村ごとの差異 / 歩行関連の指標 |
| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度は、2023年度に続いて8月に高知県土佐町在住の75歳以上の高齢者を対象とした健康診断(健診)が開催された。2023年に2回実施した現地調査において、土佐町内でも地区によって農作業をしている人としていない人で健康状態に違いが認められると推測された。そこで、2016年に開かれた健診に参加した75歳以上の260人を対象として農作業の有無と作物の取り扱いを尋ね、現地調査で得た知見も含めて、運動機能、日常生活動作、うつ傾向、生活満足度などと農作業の有無、作物の取り扱いとの関連を3つの旧村(A、B、C)ごとに統計解析を行い、結果を考察した。農作業をしている人の比率はA村とB村が約83%だったのに対して、C村は64%とやや低かった。これは、C村には元々町内にある早明浦ダムの底に沈んだエリアの住民が含まれているからで、移住にあたって農地が付随しなかった背景がある。農作業の有無で比べるとA村とB村はTimed Up & Go Test(TUG)の秒数、C村は基本的ADLと手段的ADLのスコアが農作業をしていない人に比べてしている人のほうが有意に良好であった。農作業していない、おすそ分けをしていない、おすそ分けをしているの3区分による分散分析では、A村が4m歩行、TUG、QOLの幸福度、B村がTUG と社会的役割、C村が基本的ADLと社会的役割で群間に有意差があった。多重比較によると、農作業をしていておすそ分けをしている人がしていない人よりB村では社会的役割のスコアが有意に高かった。A村とB村の林野率はそれぞれ86.0%、91.3%とC村の78.5%より高く、現地を見て回ると農地が傾斜していたり、アプローチが坂道だったりしたケースが散見された。2村で農作業をしている人のほうが歩行関連の指標が良好な要因には、傾斜地でも歩行できるような運動機能を維持していることが考えられる。
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