2021 Fiscal Year Research-status Report
体重を免荷したランニング時の客観的応答および主観的応答の解明
Project/Area Number |
20K11336
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
増本 賢治 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (20553423)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ランニング / 体重免荷 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度には、最大運動条件下における、体重を免荷した環境下でのランニング時の生理学的応答、生体力学的応答および主観的応答について、研究する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響(例:渡航制限等)によって、実験(データ収集)を実施することができなかった。 しかしながら、令和3年度には、海外研究協力者である、ネバダ州立大学(米国)のJohn Mercer教授と、頻繁に連絡を取り、令和2年度および令和3年度に実施することができなかった研究・実験を、令和4年度以降に、効率的に実行するための準備を、進めてきた(例:倫理委員会に申請済)。 また、令和3年度には、体重を免荷した環境下でのランニング時における、走行方向の変化(前方ランニングおよび後方ランニング)が、代謝応答(例:酸素摂取量)、筋活動動態(筋活動量・筋活動パターン)および主観的運動強度に及ぼす影響に関する学術論文を、執筆した。本研究では、ランニング時の走行方向の変化が、体重免荷の有無を問わず、筋活動動態および主観的運動強度に影響を及ぼすことが明らかになった。さらに、体重を免荷しない環境下でのランニング時には、前方ランニング時の代謝応答が、後方ランニング時のそれと比較して、有意に低かった。しかしながら、体重を免荷した環境下でのランニング時の代謝応答には、異なる走行方向の条件間で、有意差はみられなかった。これらの研究成果は、既に、国際誌に投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響(例:渡航制限)によって、令和3年度に実施予定であった研究を実施することができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、継続して、体重を免荷した環境下でのランニングの運動処方の指針構築に貢献するための学術的研究を実施する。
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Causes of Carryover |
令和3年度には、新型コロナウイルス感染症の影響によって、実験(データ収集)を実施することができなかったため。令和3年度に実施する予定であった研究は、令和4年度以降に、実施する予定である。
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Research Products
(2 results)