2023 Fiscal Year Research-status Report
Platform Governance for Fair Scholarly Communication
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20K12546
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
三根 慎二 三重大学, 人文学部, 准教授 (80468529)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 学術コミュニケーション / 学術情報流通 / オープンアクセス / オープンサイエンス / プラットフォーム / ガバナンス |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度においても研究代表者の健康上の問題により,当初予定していた研究計画は4月から7月の4ヶ月間のみ遂行可能であったため,1年間の研究期間の延長を行った。2023年度は,学術情報流通におけるガバナンス調査を計画していたが,上記の理由によりルールメイキングに関する文献調査を実施するだけに留まった。 具体的調査として,ルールメイキング(ルール形成)に関する基礎的概念を把握するために,引き続き図書館・情報学分野以外の他分野における関連文献の網羅的収集と精読を行った。結果として,ルールメイキングに関連する公共政策学,経営学分野の競争戦略論,政治哲学の正義論などである。公共政策学における諸概念やアプローチ,正義論における公正概念などは学術情報流通におけるルールメイキングを調査する際に適用可能なものもいくつか散見され,来年度以降も引き続き文献収集と精読を行い,事例分析を実施する予定である
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度においても研究代表者の健康上の問題により,当初予定していた研究計画を実質的に遂行することができなかったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度においても,本来2023年度に実施予定であった調査計画について実施する予定であるが,特に学術情報流通におけるルール形成にエフォートを注力する予定である。具体的には,ルール形成に関する文献調査を継続するとともに,それに基づいて学術情報流通の領域における政策,ルール,標準等を対象にその形成および派生,模倣の実態・過程を明らかにするための調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
2023年度は,研究代表者の健康上の問題により当初予定していた研究計画を実施することができず,予算の残額が生じた。残額分については,本研究課題は今年度で終了であり,当初2023年度に実施予定だった研究を遂行することで十分に執行可能である。
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