2023 Fiscal Year Research-status Report
A Study of local literary local magazines in the 1910s-30s: Focusing on "Northern Poet"
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20K12942
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Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
牧 千夏 長野工業高等専門学校, リベラルアーツ教育院, 准教授 (40847589)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 近代文学 / 農民文学 / 文芸同人誌 / 戦間期 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は、これまでの研究をまとめ、その発表につとめた。これまでの研究を『農村青年の文学 : 昭和初期の農村アマチュア作家と宮沢賢治 = Literatures of rural youth : rural amateur writers and Kenji Miyazawa in the 1920s and 1930s』(ひつじ書房 2023年12月 (ISBN: 9784823412097))としてまとめた。また、本書に入りきらなかった内容について、「東北アマチュア詩人による宮沢賢治評価 」(牧千夏、宮沢賢治研究会 326回例会 2023年12月2日)として発表した。これは本研究の根幹である『北方詩人』についての調査をまとめたものである。また、これらの本や発表を聞いた方から依頼を受けて、『農村青年の文学』における階層と信仰の問題 (牧千夏、第30回「仏教と近代」研究会:宮沢賢治と近代仏教――研究の現状と課題 2024年3月30日 )として発表を行った。この発表では、地方の文芸活動と宗教の問題を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでの調査を本の形で発表できた。しかし、これまで行ってきた調査のなかには、本に収録できなかったものがある。その点が「おおむね」とした理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
本に収録できなかった部分の調査について、口頭発表および論文化を行う。
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Causes of Carryover |
本にまとめるさい、収録できなかった調査がある。それについて発表論文化する資金と時間が必要となった。今年度中に発表論文化する。
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