2023 Fiscal Year Research-status Report
A Historical Study on the Theosophical Movement in the Modern Far East: The Reorganization and Propagation of Cultural Ideology  
Project/Area Number |
20K13160
|
Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
荘 千慧 神戸女子大学, 文学部, 准教授 (50711123)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 神智学 / 神智学運動 / 東西交流 / 汎アジア主義 / Theosophy / Theosophical Movement / Pan-Asianism |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は国内外で成果発信を行いました。令和5年5月には「近代仏教史研究会」の年度大会で「西洋から来た〈東洋〉の展開―日中の神智学運動を比較して」と題した発表をしました。発表内容は同研究会機関誌『近代仏教』31号に掲載され、令和6年5月に刊行される予定です。そして令和5年6月は、スウェーデン王国マルモで開催される、欧米最大の西洋秘教学会の年次大会「The 9th Biennial Conference of the European Society for the Study of Western Esotericism (ESSWE9)で発表しました。 そして令和5年の年末からドイツ・ゲッティンゲン大学所属のJulian Strube氏と共に東アジアにおける西洋秘教の英文論集の企画に着手しました。令和6年の年末に初稿を集めて令和7年度中の出版を目指しております。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定したインド調査はコロナ禍の影響で遅れました。令和6年度は調査可能な見込みですので、資料調査を再開したいです。ただし、万が一のために、ほかの国や地域での調査も視野に入れて検討しております。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和6年度では、先述した英文論集の編集作業のほか、日本国内でもシンポジウム発表を控えております(令和6年6月)。これまでと同様に国内外への成果発信に力を入れます。そして資料調査は、インドの調査先の不安定性を顧みて、ほかに資料がそこまでそろえていないものの、比較的に調査しやすい国・地域を検討中です。
|
Causes of Carryover |
コロナ禍の影響は予想以上に長引いていて、複数回に分けて行う予定のインド・チェンナイの大規模調査が難航したため、次年度以降に調査費として使用を予定しています。
|