2022 Fiscal Year Research-status Report
インターネット等で提供される遺伝子検査ビジネスに関する消費者の評価・理解の可視化
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20K13696
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
福田 令 富山大学, 学術研究部医学系, 特命助教 (80869735)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | DTC遺伝子検査 / 遺伝子検査ビジネス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、インターネット等で一般向けに宣伝・販売されている遺伝子検査キット(以下DTC遺伝子検査)を対象に、ウェブ上のクチコミに内容分析と、国内外の規制対応に関する動向を追いながら、DTC遺伝子検査の提供について現状を整理し、課題を明らかにすることである。2022年度は2021年度で国外の規制対応に関する動きを行った結果から、遺伝専門職に対する見解を確認するために文献等で調査した。 そのため当初の研究計画の順序を変更して作業を進めた。 その結果、諸外国、特に米国・カナダでは遺伝専門職(臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー)に対して、DTC遺伝子検査の提供体制に関する現状の懸念事項を述べた調査がいくつか確認された。遺伝専門職は提供体制について、倫理的、法的に懸念を抱えている傾向があった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
消費者のクチコミデータの収集作業に遅れが生じている
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Strategy for Future Research Activity |
消費者のクチコミデータの収集し、分析を行う予定である。 2021年、2022年度で得た諸外国の状況を比較検討する。
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Causes of Carryover |
物品等の購入は検討せず、次年度に購入を検討している
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