2023 Fiscal Year Research-status Report
インターネット等で提供される遺伝子検査ビジネスに関する消費者の評価・理解の可視化
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20K13696
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
福田 令 富山大学, 学術研究部医学系, 特命助教 (80869735)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | TC遺伝子検査 / 遺伝子検査ビジネス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、インターネット等で一般向けに宣伝・販売されている遺伝子検査キット(以下DTC遺伝子検査)を対象に、ウェブ上のクチコミに内容分析と、国内外の規制対応に関する動向を追いながら、DTC遺伝子検査の提供について現状を整理し、課題を明らかにすることである。2023年度はこれまで国外の規制対応に関する動きを行った結果から、改めて特に米国FDAの規制状況、日本のDTC遺伝子検査ビジネスの状況の把握を行い、調査を行った。 そのため当初の研究計画の順序を変更して作業を進めた。 その結果、5年前を比較し、大手企業がDTC遺伝子検査ビジネスを撤退したり、業務形態やサービス内容を変更して提供していたことが確認された。また、米国FDAでは従来通り、DTC遺伝子検査ビジネスで提供する検査内容を審査、承認していた。その結果、2023年には新たにBRCA1/2の41バリアント、高コレステロール血症治療薬の薬理遺伝学的検査を承認していた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
消費者のクチコミデータの収集作業に遅れが生じている
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Strategy for Future Research Activity |
消費者のクチコミデータの収集し、分析を行う予定である。 これまでの調査で得た諸外国の状況を比較検討する。
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Causes of Carryover |
物品などの購入は検討せず、次年度に購入を検討している。
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