2021 Fiscal Year Research-status Report
グループ討論を通じた科学随筆ライティング教育手法の開発
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20K14113
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
内田 麻理香 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任准教授 (80512110)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 科学随筆 / 科学コミュニケーション / アクティブラーニング / 科学ライティング / 科学教育 / グループ討論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では「科学随筆ライティングの授業の理想的実施形態はどのようなものであるか」という問いを立て、科学随筆ライティングの授業・イベントを実施し、理想的な科学随筆ライティングの実践事例を検討することで、その問いに対する回答を試みる。 本研究は、「研究計画1:日常生活に関連づけた科学随筆ライティング教育」、「研究計画2:多様な分野の専門家による「放談」イベントの実施」、「研究計画3:ロゲルギストの科学随筆の研究」の3つで構成される。本年度は、「研究計画1」のうち「1授業プログラムの計画と実施」、「研究計画3」のうち科学随筆や科学ライティングの関連資料を調査することを進めた。 「研究計画1」「1授業プログラムの計画と実施」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインでアクティブラーニング型の授業を行った。「研究計画1:2学生の成果物をウェブサイトに掲載」は2022年度に行う予定である。「研究計画2」は、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、オンラインと対面の両方の可能性を残しながら準備を進めている。 今年度は、科学随筆を東京大学『学内広報』ほか2本、科学系書籍の書評を『毎日新聞』に6本、科学に関する論考を『中央公論』に8本、ほか2本執筆した。なお、書評は、文献を正しく読み評価する文章を書くため、科学随筆執筆の際の基礎訓練に相当する。時評などの論考は世の中の科学的トピックを自らの見解を交えて書くという点で、科学随筆の延長線上に位置づけられる実践である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で、「研究計画2:多様な分野の専門家による「放談」イベントの実施」の遂行に遅れが生じている。 イベントは、オンラインおよび対面の双方の可能性を残しつつ準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度以降の当初の計画は、前年度から得られた知見や課題をフィードバックして改良した形で進めていくことを予定している。2021年度にオンラインでアクティブラーニング型の授業がほぼ問題なく実施できたので、オンラインを中心に授業を進めている。研究計画2に関しては、新型コロナウイルス感染症の感染状況次第によっては、対面で行うことも視野に入れている。研究の成果をウェブサイトや書籍にまとめるが、オンラインならではの教育方法、イベント開催方法についても対面の方法と比較検討の上、取り上げる予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「研究計画2:多様な分野の専門家による「放談」イベントの実施」を2022年度以降にオンラインまたは対面で実施することに変更した。次年度使用額は、ウェブサイトの構築、オンラインイベントの実施のために使う計画である。
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Research Products
(14 results)