2021 Fiscal Year Research-status Report
長期的な目標追求における目標と誘惑の両立方略の作成および有効性の検討
Project/Area Number |
20K14142
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
下田 麻衣 立正大学, 心理学部, 助教 (70746015)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自己制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,長期的な目標追求に適した新たな自己制御の在り方として,目標と誘惑の理性的な両立(以下,両立方略)を提案することを目的としている。特に,当該年度においては,長期的な目標追求に有効な両立方略の作成及び有効性の検討を行うことを目指した。 研究では,昨年度作成した両立方略尺度の信頼性および妥当性の検討を行った。また,当初の研究計画には含まれていなかったが,自己制御状況として「スマートフォン使用」状況に焦点をあて,スマートフォン使用状況における両立方略の使用と目標追求の進展間の関連についても検討を行った。当該年度で得られた研究知見については,海外学会及び国内学会で発表を行い,他の研究者と議論を重ねた。また,国内誌への論文投稿も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響により実験室実験を進めることはできなかったが,オンライン調査を用いて両立方略の尺度作成を進めることができた。また,当初の計画には含まれていなかったが,自己制御場面のなかでも「スマートフォン使用状況」に特化したデータを得ることができ,研究の新たな方向性を見出すことができた。以上のことから順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は,両立方略尺度が長期的な目標追求が両立方略の有効性に及ぼす影響についてパネル調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響により,国内・国外学会の旅費や予定していた実験参加者謝礼の予算が未使用のままとなった。次年度はパネル調査の謝礼や,論文投稿時の英文校閲に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)