2022 Fiscal Year Annual Research Report
イオンチャネルによる神経回路形成制御機構:漏洩Na+チャネルに着目して
Project/Area Number |
20K15914
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
阪東 勇輝 浜松医科大学, 医学部, 助教 (70826809)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 大脳皮質 / イオンチャネル / NALCN / 細胞移動 / 神経活動依存性 |
Outline of Annual Research Achievements |
神経活動は神経回路形成に重要な役割を果たすことが知られている (Katz and Shatz, Science, 1996)。発生期の神経細胞は多様なイオンチャネルを発現しており(Picken Bahrey and Moody, J. Neurophysiol., 2003; Liu et al., J. Neurosci., 2010; Bando et al., Cereb. Cortex, 2014; 2016; Kamijo et al., J. Neurosci., 2018)、それらのチャネル機能の協調が、発生期における神経活動の時空間的パターンを形成し、神経回路形成に寄与すると考えられるが、その詳細は未だ謎である。 本研究の目的は、漏洩Naチャネル、NALCNに着目し、NALCNによる神経活動制御機構及び、神経活動を細胞内カルシウムシグナルに変換する機構を明らかにし、活動依存的神経回路形成機構を分子、形態、生理の視点から統合的に解明することである。2022年度は、NALCN shRNAの発現ベクターを作製し、子宮内電気穿孔法を用いて大脳皮質形成におけるNALCNの機能を調べたところ、NALCNのノックダウンにより、細胞移動が障害されることを明らかにした。
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