2021 Fiscal Year Annual Research Report
Trib1のエンハンサーリプログラミングによるAML悪性化機構の解明
Project/Area Number |
20K16318
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
芳野 聖子 名古屋大学, 医学系研究科, 特任助教 (40793617)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | Trib1 / Hoxa9 / C/EBPα / ChIP-seq / 白血病 / Ts1Cjeモデルマウス / ダウン症関連白血病 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトのダウン症に伴う急性巨核芽球性白血病(DS-AMKL)では、TRIB1の機能獲得変異R107Lが同定されており、その過剰発現はマウスAMLの発症を促進することが明らかになっている。ヒト21番染色体に対応する、16番染色体の一部を部分トリソミーとして持つダウン症モデルマウスTs1Cjeを用いて、TRIB1のダウン症での白血病発症と悪性化の影響を検討した。Ts1Cje及び野生型マウスの骨髄細胞に、TRIB1 WTとTRIB1 R107Lを感染させ、骨髄移植実験を行った。その結果、TRIB1 WT及びTRIB1 R107Lを導入したTs1Cjeマウス骨髄細胞は、野生型マウス骨髄細胞と比較し、有意にAML発症を促進することが明らかとなった。続いて、TRIB1 WTを発現させAML化したTs1Cje及びB6マウス骨髄細胞の遺伝子発現解析を行った。Ts1Cje/TRIB1 WT細胞ではB6/TRIB1 WTと比較し、HOXAクラスター(HOXA7/10)の標的遺伝子群のエンリッチが認められ、さらにTRIB1/HOXA9の標的遺伝子であるERGの発現が有意に上昇していることが明らかになった。さらに、ヒトDS-AMKL臨床検体の発現解析から、TRIB1の過剰発現で変動する遺伝子群はDS-AMKLで変動する遺伝子群と相関することが明らかとなり、ダウン症関連白血病においてTRIB1が治療標的になる可能性が示唆された。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Trib1 promotes the development of acute myeloid leukemia in a Ts1Cje mouse model of Down syndrome2022
Author(s)
Yoshino S, Tanaka M, Sunami Y, Takahara T, Yamazaki Y, Homme M, Niibori-Nambu A, Osato M, Minami T, Ishihara K, Nakamura T
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Journal Title
Leukemia
Volume: 36
Pages: 558-561
DOI
Peer Reviewed
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