2024 Fiscal Year Annual Research Report
各種清掃デバイス、MSC、サイトカインを用いたインプラント周囲炎の治療法の確立
| Project/Area Number |
20K18578
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| Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
横田 潤 岩手医科大学, 歯学部, 講師 (60733730)
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| Project Period (FY) |
2022-12-19 – 2025-03-31
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| Keywords | インプラント周囲炎 / MSC / サイトカイン |
| Outline of Annual Research Achievements |
近年、インプラント治療において生物学的合併症としてインプラント周囲炎が多く報告されている。その治療法について様々報告されているものの、未だ確立されておらずインプラントの長期的成功を達成する上での大きな課題となっている。現在、骨形成タンパク質であるBMP-2はMSCにおいてSmad1/5/8の細胞内シグナル系を介して顕著に骨芽細胞へと分化させることが明らかとなっている(Katagiri T et al., Biol Chem, 2013)。しかしインプラント周囲炎には歯周炎と近似した炎症反応が起きており、IL-1βやIL-6、TNF-αなどの炎症性サイトカイン産生が誘導されている。これらの炎症性サイトカインは局所の細胞増殖、分化に関わり、創傷治癒ならびに骨形成に重大な影響を及ぼすことが近年明らかとされている。とくにこれらの炎症性刺激はBMP-2によるSmad1/5/8やp38 MAPKシグナル系の活性化を阻害して骨芽細胞分化ならびに骨形成を抑制することがわかっている(Mukai T et al., Biochem Biophys Res Commun, 2007)。本研究で着目している複数の成長因子を組み合わせて用いた炎症反応に影響されないインプラント周囲炎に対する骨再生技術確立の試みについては未だ報告がなく、本研究成果が臨床応用可能な画期的な骨再生技術の確立に繋がる可能性が高い。そこで本研究ではインプラント周囲炎に対して適切なインプラント表面処理後、複数の成長因子および間葉系幹細胞mesenchymal stem cell (MSC)を用いた新規のインプラント周囲炎治療法を樹立を目指す。
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