2021 Fiscal Year Research-status Report
高次脳機能障害患者のトイレ動作尺度の開発とトイレ動作に影響を与える因子の解明
Project/Area Number |
20K19076
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
東 泰弘 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 講師 (00868458)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | トイレ動作 / ADL / 尺度 / 脳卒中 / 高次脳機能障害 / 信頼性 / 妥当性 |
Outline of Annual Research Achievements |
トイレ動作は、病院からの在宅復帰やQuality of Lifeを左右する最も重要な日常生活活動である。しかし、脳血管障害を発症し高次脳機能障害を有する患者は、入院し各職種からの支援を受けてもトイレ動作が自立できないことが多い。本研究の目的は、高次脳機能障害患者のトイレ動作各項目を評価できる尺度を開発し、開発した尺度と各種機能障害との関連を検討し、トイレ動作各項目に影響を与える因子を解明することである。 本研究は、以下の3部で構成されている。2020年度、車いすを使用している対象者のトイレ動作各項目を評価できる尺度を開発し(研究Ⅰ)、2021年度~2022年度トイレ動作の各項目に影響を与える因子を明らかにする(研究Ⅱ)。そして、2023年度、トイレ動作の自立に影響を与えている因子別に各動作の支援を検討する(研究Ⅲ)。 本年度の研究実績として研究Ⅰのトイレ動作尺度の信頼性と妥当性のデータ収集が概ね完了した。収集できたデータを基に英論文の作成にも着手した。また2021年第41回近畿作業療法学会で研究成果の一部を発表し、学会長賞を受賞した。さらに2022年に開催される国際会議18th World Federation of Occupational Therapists International Congressに研究成果の一部を演題登録し採択された。 本年度の予算は研究機器の購入とデータ収集者やデータ入力補助者への謝金などの人件費に充てた。また、英論文作成に伴う英文校正費も計上した。 研究Ⅱについても5施設の研究協力施設でデータ収集を開始している。新型コロナウィルスの影響で予定していた複数の協力施設でデータ収集ができなくなったため今後は、進捗がやや遅れる可能性が考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルスの影響で研究協力施設でのデータ収集が困難になったため。
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Strategy for Future Research Activity |
概ね計画通りに進行中であるが、2022年度は新型コロナウィルスの影響でデータ収集に難航する恐れがあるため、研究協力施設を増やしてデータ収集する予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は新型コロナウィルスの影響もあり、データの数が少なかった。また、予定していた学会が中止やオンライン開催となった。よって使用予定金額を下回った。次年度は、さらにデータ収集施設を増やす予定のため、研究機材の追加購入や研究協力者への謝金などに充てる。また、収集したデータをもとに論文投稿なども予定しているため、その費用にも充てる予定である。
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Research Products
(5 results)