2021 Fiscal Year Research-status Report
後期早産児の母乳育児支援リーダー養成プログラムの効果検証
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20K19136
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
佐藤 いずみ 日本赤十字看護大学, さいたま看護学部, 講師 (70735977)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 後期早産児 / 母乳育児支援 / 母乳育児 / 教育プログラム / 質評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究開始後2年目は、後期早産児を対象とした母乳育児支援リーダーを育成し、後期早産児の分娩を取り扱う、産科医療施設に後期早産児に対する母乳育児支援について一定水準以上の知識、技術を持つ看護者を配置することをめざしリーダー養成プログラムの開発を行うこととした。これに加え、リーダー養成プログラムの実現可能性を確認するための小規模調査を実施することとした。リーダー養成プログラムの開発については、プログラムの構成、プログラム内容の洗練、プログラム動に用いる動画撮影準備を行った。動画制作会社との協働により動画内容の検討を重ねた。動画に用いる褥婦、新生児の画像については、看護専門職を対象とした動画で、より母乳育児支援の中でも高度な内容を必要としたため、母乳育児支援に関する専門的な動画を持つ団体とMOUを締結し動画使用に関する許諾を得た。許諾の得られた動画については、日本語翻訳し、日本語字幕、ナレーションを付ける作業を行っている。これに加え、現在は、プログラムの実現可能性を確認するためのパイロットスタディー実施に向けた倫理審査の申請を行い、条件付き承認を得たため修正内容を提出し、審査結果を待って作業を開始する予定である。研究参加者が動画視聴をしたりアンケートの答えるためのアクセス先はLMSを用いることとした。現在、制作会社とともにLMSのプログラミングをすすめ、その具体的仕様を検討し、研究参加者が問題なく動画視聴や質問紙調査を終了できるための方法を検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動画作成、配信方法、プログラム評価の方法については概ね素材が整っている。さらにパイロットスタディー実施に向けた準備状況は概ね整っていることから、実現可能性の確認ができ次第、本研究が開始できると考えたいるため
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Strategy for Future Research Activity |
教育プログラムのコンテンツ確定、動画作成の完成、許諾を得た動画に関する使用法に関する審査申請、配信方法の確定、研究参加者の確保、研究実施中の参加者に対するリマインドメールの配信を行う事務担当者の教育、データ管理の確定、二重盲検化の確実な実施、脱落者の人数を最小限に抑える工夫の検討、データ分析、結果評価と結果の公表をすること。
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Causes of Carryover |
動画制作に関わる費用の支払いが行われていないため。動画制作費用、LMS使用料、研究協力者への人件費、論文投稿費にて全額使用予定。
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