社会的ハイリスク妊産婦に対する看護実践の体系化

2023 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K19170
• Research Institution: Nagoya University
• Principal Investigator: 土屋 さやか 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (50757044)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2025-03-31
• Keywords: 妊娠管理

Outline of Annual Research Achievements

2023年度は前年度に行った学会発表内容の論文投稿を行い、研究成果の公表を進めた。2022年度末に研究結果を投稿した論文はRejectとなり、その後、論文の書き換えを行い、2023年度はNagoya Journal of Medical Scienceに投稿を行った。査読課程を経て、「Longitudinal analysis of body dissatisfaction: the desire to be thinner among women in Japan during low-risk pregnancies」と題して掲載決定の通知を得ることができた。論文の主な結果としては、日本人妊婦は妊娠中期より妊娠後期にかけて痩せたいという体格不満を増大させることが明らかとなった。特に、妊娠中期に痩せたいという体格不満を持つ妊婦が、妊娠後期に痩せたいという体格不満を増大させることが明らかとなった。そして、妊娠中期と妊娠後期の痩せたいという体格不満には認識体格の過大評価が影響していることが示唆された。妊娠中の認識体格の過大評価を是正するケアを行うことで、妊娠中の痩せたいという体格不満の増大を予防できる可能性があることが考えられた。本論文は2024年度の校正作業の後に、出版されることになる。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID-19の影響に加え、論文投稿した結果Rejectとなり、他誌に投稿する等したため、研究成果の公表まで時間を要している。

Strategy for Future Research Activity

2024年度を最終年として、研究成果の報告を終わらせる予定である。

Causes of Carryover

研究結果の公表に時間を要している。次年度を最終年とし、研究結果の公表作業を終了させる予定である。