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2022 Fiscal Year Research-status Report

多民族社会台湾における国民意識形成と統合のプロセス

Research Project

Project/Area Number 20K20063
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

前原 志保  九州大学, 人間環境学研究院, 学術研究員 (30762223)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords台湾 / 多民族社会 / ナショナルアイデンティティ / 国民意識 / 総統選挙
Outline of Annual Research Achievements

本研究は日本国内、そして台湾現地での紙媒体資料の収集と2000年以降に関しては各政党のSNS公式アカウントも合わせて分析すること、また台湾の二大政党をはじめとした各政党関係者への聞き取りをメインとして調査分析を行うものであるが、科研開始直後の2020年度、2021年度共にCOVID-19の感染拡大の影響から一度も台湾に滞在することは叶わず研究スケジュールの変更を余儀なくされていた。しかし2022年度は9月ごろから台湾政府が短期滞在の研究者に向けた滞在許可を出したため、11月に2週間、2月に1週間ほど現地調査に行くことができた。日本国内では、5月に日本台湾学会の大会が東京で行われたため、国会図書館で資料の収集ができた。また研究者個人の活動としては、本研究に関連する公開シンポジウム「台湾事情:台湾海峡両岸関係の起源」を開催し4人の研究者をお招きし「中台関係の起源」と「台湾有事」に関する議論を行った。その他には「映画を通して見る東アジア3」(2023年3月9日、19日、25日)というイベントを企画運営し、こちらでもZOOM上での研究者同士の交流や意見交換を行うことに努めた。本研究は現在3年目が終了したところではあるが、2020年度、2021年度ともにCOVID-19の感染拡大の影響から、台湾行くことができない上に、日本国内でも感染状況が厳しい首都圏や関西への出張許可も出ず、なかなか思うような調査がおこなえていなかった。しかし、2022年の11月の台湾滞在では、現地の研究者と対面で話をする機会を多く持つことができ、長い時間古本屋などで探し続けていた絶版ですでに市場で見かけるのは困難であった李登輝言論集全巻を購入することができたのはこれからの研究を継続する上で大きな収穫となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は3年目を終了したが、科研開始直後の2020年度、2021年度共にCOVID-19の感染拡大の影響から一度も台湾に滞在することは叶わず引き続き研究スケジュールの変更を余儀なくされていた。しかし2022年度は9月ごろから台湾政府が短期滞在の研究者に向けた滞在許可を出すようになったため、11月に2週間、2月に1週間ほど現地調査に行くことができた。11月は総統選挙の前しょう戦となる統一地方選挙を台南と台北で観察するために約2年半ぶりに台湾へ行き同時に資料収集や現地研究者との意見交換をおこなった。科研の1年の延長を認めていただいたので、2024年1月の総統選挙の部分までを研究対象として引き続き調査をおこなっていく。

Strategy for Future Research Activity

今後は、科研の1年の延長を認めていただいたので、2024年1月の総統選挙の部分までを研究対象として引き続き現地での聞き取り調査と資料収集をおこなっていく。また今年の6月にはヨーロッパ台湾学会にて科研の課題に関する研究発表をおこなう予定である。

Causes of Carryover

COVID-19の影響により2020年の科研開始直後から2022年の9月まで台湾政府の許可が出ないため現地調査が不可能であったため。今後は2024年1月の総統選挙に向けた調査の継続と2023年6月末にヨーロッパ台湾学会にて成果発表を行う計画である。

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Published: 2023-12-25  

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