2021 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20K20331
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
田所 昌幸 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10197395)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八槇 博史 東京電機大学, システムデザイン工学部, 教授 (10322166)
山本 和也 京都産業大学, 国際関係学部, 准教授 (20334237)
秋山 英三 筑波大学, システム情報系, 教授 (40317300)
瀬島 誠 大阪国際大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60258093)
江頭 進 小樽商科大学, 商学部, 副学長 (80292077)
藤本 茂 京都外国語大学, 国際貢献学部, 教授 (80319425)
川波 竜三 大阪国際大学, 経営経済学部, 講師 (00911661)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 国家の規模 / ガバナンス / Body of Knowledge (BOK) / BOK自動生成システム / 学際的研究モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、国家の規模とガバナンスの理論化に挑戦する。その理由は(1)複合性:国家規模は多要素の組み合わせで決まる(2)経時制:(1)は歴史的に変化する(3)二次的複雑性:国家のガバナンス構造は、国家の紐帯を規定すると同時に紐帯により規定される。この三点の解明に従来の社会科学が無力だったからである。これを突破するため、我々の学際的な研究履歴を応用し、Ⅰ政治・経済学の蓄積を踏まえた複雑性を考慮した仮説を掲示、Ⅱ仮説のモデル・理論化を支援する関連資料等の蓄積と重要語を、複雑な因果関係を反映した一定の構成に沿って自動抽出・配列し可視化するシステムの開発、Ⅲ複雑系科学の手法による計算機実験を実施して起こり得るシナリオを掲示、Ⅳ、ⅡとⅢの掲示に基づいた理論構築という研究サイクルで実施している。 Ⅰ仮説・Ⅳ理論:規模とガバナンスの複雑性に注目した仮説の提示と理論化を行った。今年度は、新たに国家の規模と通貨制度(通貨ガバナンス)の複雑性に着目し、新たな分析視角の提示を行った。 ⅡBody of Knowledge(BOK)自動生成システムの発展:データベースとBOK作成を自動化するシステムの発展。本研究を支える技術開発項目で、今年度はBERTを用いた機械学習によるBOK生成基礎システムをより発展させ、その精度をさらに高めることができた。 Ⅲ計算機実験:複雑系科学による計算機実験を実施し起こり得るシナリオを掲示。イギリスの公文書のデータを解析処理し、情報の集中管理と国家マネジメントの相互関係に関する計算機実験を前年度からさらに推し進めた。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Cooperation in spatial public good games depends on the locality effects of game, adaptation, and punishment2021
Author(s)
Okada, I., Yamamoto, H., Akiyama, E., and Toriumi, F.,
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Journal Title
Scientific Reports 11
Volume: 7642
Pages: -
Peer Reviewed / Open Access
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