2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K21032
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
岡崎 篤行 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10281247)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野澤 康 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (00251348)
井上 年和 京都美術工芸大学, 工芸学部, 准教授 (00505688)
今村 洋一 椙山女学園大学, 文化情報学部, 准教授 (00568404)
川原 晋 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (10367047)
大場 修 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 教授 (20137128)
澤村 明 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (40334643)
岡村 祐 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (60535433)
池ノ上 真一 札幌国際大学, 観光学部, 教授 (60582252)
井上 えり子 京都女子大学, 家政学部, 教授 (70226736)
松井 大輔 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (80709816)
西尾 久美子 近畿大学, 経営学部, 教授 (90437450)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | 料亭 / 花街 / 伝統文化 / 茶屋 / 景観 / 組織 |
Outline of Annual Research Achievements |
料亭/料理屋に関わる花街の要として重要な組織である見番について、全国的基礎調査を行った。また花街に関する支援組織の全国的調査を行った。北前船による海の道と花街・料亭文化の関係について、江差・松前と石川県加賀市のフィールドワークを実施した。料亭街である神楽坂において、花街文化を活かしたまちづくりを進めるNPO粋なまちづくり倶楽部の活動の継続性について調査した。料亭街である八王子中町花街においては、花街マップの作成による情報発信手法などの検討および実践を行った。また、実践的研究として、中町花街を含む中心市街地の将来像を公民連携で実現するツールとなる景観絵本を策定した。新潟県内においては、これまでの大規模料亭調査から漏れていた中小料亭の分布、規模、保全活用実態等に関して調査を行った。博多では料亭分布の変遷について調査を行い、これまで見つからなかった組合加盟料亭がわかる貴重な資料を入手した。これらの他に、料亭同様の花街建築として関係が深い待合・茶屋を含めた調査も行った。岐阜においては、地図史料から昭和初期の待合の位置を推定した。また、統計を用いて料理屋数や芸妓数などの推移の分析をおこなった。京都の花街については、芸舞妓の人材育成に、組織としてのお茶屋や料理屋がどのように関与しているのか分析した。また祇園の茶屋建築の外観の変容について絵図史料を元に分析を行なった。さらに先斗町、橋本の各花街における元お茶屋建築に対し実測調査を行い、その変遷を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍で現地調査を十分に行えなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
各研究者が自分の専門分野に関し、担当要素および事例の調査・分析を進める。感染状況に応じて、現地調査を進める。
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Causes of Carryover |
主にコロナ禍で現地調査を十分行えなかったため。次年度は感染状況に注意しながら、現地調査を実施する。
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Research Products
(9 results)