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2020 Fiscal Year Research-status Report

Development of a trigger point animal model by low-load and continuous eccentric muscle contraction

Research Project

Project/Area Number 20K23263
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

坪島 功幸  帝京大学, 医療技術学部, 助教 (80880476)

Project Period (FY) 2020-09-11 – 2022-03-31
Keywordsトリガーポイント / トリガーポイント形成動物モデル / 筋骨格系疼痛
Outline of Annual Research Achievements

筋骨格系疼痛の発症率は近年増加傾向にあり、QOLの低下及び経済損失をもたらすことから社会的問題となっている。本研究の目的は、筋骨格系疼痛の原因として筋索状硬結の過敏点で圧迫により関連痛の誘発や疼痛が再現する部位であるトリガーポイント(Myofascial Trigger Points: MTrP)の形成機転を解明することである。MTrPの形成機転は未だ明らかにされていない。MTrPの発症機転として筋への鈍的外傷、反復性の高負荷伸張性収縮動作よりもデスクワークによるタイピング作業、同一姿勢の保持等の低負荷・長時間の持続的伸張性筋収縮が大きく関与することが示唆されている。これまでのMTrP形成動物モデルでは鈍的外傷及び高負荷・間欠的伸張性筋収縮運動負荷を行っている。本研究ではラット骨格筋を対象に、より臨床の知見に近い、低負荷・持続的伸張性筋収縮運動負荷によるMTrP形成動物モデルを新たに開発し、その形成機転を1) 筋硬度測定、2) 筋機械逃避閾値測定、3) 針筋電図、4) 組織化学的手法により多角的視点から解明する。本研究により、筋骨格系疼痛の発症機序解明のみならず、その予防や治療法の確立につなげていく。
令和2年度は、帝京大学動物実験倫理委員会に研究計画書を提出し承認を得た。本研究に必要な実験機材のセットアップは、コロナ禍にあったため、一部のみ行えた。
令和3年度は、実験セットアップを完了させ、トリガーポイント形成動物モデル作製の条件検討を行い、新たなモデル開発を目指す。モデルを開発することができ、トリガーポイントの形成機転を明らかにすることができれば、得られた結果を取りまとめ、協力研究者の先生方と打合せをし、データ解析や論文作成等を行う。そして、学会等での研究成果の発表、論文作成することを目標とする。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

令和2年度は、帝京大学着任1年目であったため講義準備や大学業務等で研究時間を確保することが困難であったことに加えて、新型コロナウィルスの影響で緊急事態宣言となり、対面授業からオンライン授業にシフトしたことや、県内外だけでなく大学内外での移動も制限されたため、研究活動にほとんど費やすことができなかった。
その中で、令和2年5月に帝京大学動物実験倫理委員会に申請した研究計画書が令和3年1月に承認を得ることが出来た。また、本研究に必要な実験機材(組織化学的解析に必要となるオールインワン蛍光顕微鏡、切片作製クライオスタット、行動学的解析に必要となるランダルセリット装置、針筋電図、筋硬度計、モデル作製に必要となる小動物用足関節運動負荷装置)のセットアップは、コロナ禍にあったため、一部のみ行えた。
令和3年度は、令和2年度に出来なかった内容を含めて取り組んでいきたい。

Strategy for Future Research Activity

令和3年度は、実験セットアップを完了させ、トリガーポイント形成動物モデル作製の条件検討を行い、新たなモデル開発を目指す。モデルを開発することができ、トリガーポイントの形成機転を明らかにすることができれば、得られた結果を取りまとめ、協力研究者の先生方と打合せをし、データ解析や論文作成等を行う。そして、学会等での研究成果の発表、論文作成することを目標とする。

Causes of Carryover

令和2年度は、帝京大学着任1年目であったため講義準備や大学業務等で研究時間を確保することが困難であったことに加えて、新型コロナウィルスの影響で緊急事態宣言となり、対面授業からオンライン授業にシフトしたことや、県内外だけでなく大学内外での移動も制限されたため、研究活動にほとんど費やすことができなかった。
そのため令和2年度は、実験データ保存用のSSD(Solid State Drive)を購入しただけとなり、次年度使用額が生じた。
令和3年度は、実験セットアップを完了させ実験を開始するため、筋硬度計の動物用プローブ作成を業者に見積と発注を行う。トリガーポイント形成動物モデル作製の条件検討をし、新たなモデルを開発することができ、トリガーポイントの形成機転を明らかにすることができれば、論文作成後、英文校閲を専門業者にお願いし、雑誌へ投稿や学会発表することを目標とする。

  • Research Products

    (2 results)

All 2020

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 筋筋膜のバイオメカニクス的役割の実証2020

    • Author(s)
      田口 徹, 坪島 功幸
    • Organizer
      第20回新潟医療福祉学会
  • [Presentation] 線維筋痛症治療薬の脊髄作用機序2020

    • Author(s)
      田口 徹, 歌 大介, 坪島 功幸, 西条 寿夫
    • Organizer
      第20回新潟医療福祉学会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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