2020 Fiscal Year Research-status Report
Exploring the relationship between physical function characteristics and low back pain in children who are clumsy with exercise
Project/Area Number |
20K23308
|
Research Institution | Kyushu University of Nursing and Social Welfare |
Principal Investigator |
吉里 雄伸 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 助教 (90880857)
|
Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2022-03-31
|
Keywords | 児童 / 腰椎伸展時痛 / 不器用 / MABC-2 / 身体機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、いわゆる運動が不器用である発達性協調運動障害(DCD)の存在が世界的に問題視されている。運動が不器用な子どもの身体機能(柔軟性・筋力)の特徴については、研究により結果が異なり、一貫していない。また、運動が不器用であることが、スポーツ障害に繋がる可能性が述べられているものの、客観的に立証した研究はない。そこで本研究は、運動が不器用な子どもの身体機能(柔軟性・筋力)の特徴、また運動が不器用なことが腰椎伸展時の腰痛保有に影響を及ぼすか、この2点について明らかにすることを目的とする。本研究が達成されることで、今後学校などの教育現場や地域スポーツクラブの体系など、幅広い領域において運動が不器用な子どもへの介入を変えるきっかけとなる基盤的な研究となりえる。 当初、腰椎分離症が好発する年齢帯に合わせ、11~15歳の何らかのスポーツを実施している子どもを対象に横断的に調査を実施する予定であった。しかし、発育・発達や実施している運動の量の影響も加味するため、対象の年齢帯を5~15歳に拡大し、スポーツを実施している子供に対象を限定せず測定を予定している。すでに研究代表者が所属する機関において倫理審査委員会の審査を受け、承認を得ている(承認番号:02-018)。また近隣の市の教育委員会に協力を依頼し、市の幼稚園~中学校に研究協力の打診をして頂き、協力の承諾を得ている。測定時期は2021年度10・11月を予定している。現在は測定に向け、測定方法・分析方法の最終調整を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初、2020年度での測定実施、2021年度での論文作成を予定していたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、測定の実施が困難となった。 現在、研究代表者が所属する機関において倫理審査委員会の審査を受け、承認を得ている(承認番号:02-018)。また近隣の市の教育委員会に協力を依頼し、市の幼稚園~中学校に研究協力の打診をして頂き、協力の承諾を得ている。測定時期は2021年度10・11月を予定している。現在は測定に向け、測定方法・分析方法の最終調整を行っている。
|
Strategy for Future Research Activity |
測定は2021年10・11月に予定しており、現在測定方法・分析方法の最終調整を行っている。また、事前のプレデータ収集が可能か、近隣のスポーツクラブなどに打診中である。測定が実施出来次第、統計解析、論文の執筆作業を進める。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大を受け、予定していた測定の実施が困難であった。また参加を予定していた学会などへの参加が困難であったため、予定していた使用計画と異なる結果になった。 発生した次年度使用額に関しては、当初の予定より対象範囲を拡大して測定を実施するよう計画しているため、参加者および測定協力者への謝礼金等、増加した人件費に充てていく予定としている。また、論文投稿代、英文校正費などを中心に使用していく予定である。
|