2021 Fiscal Year Research-status Report
Zero water exchange aquarium system; A new approach towards a sustainable and low management aquarium system
Project/Area Number |
20K23362
|
Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
|
Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2023-03-31
|
Keywords | 窒素除去 / リン除去 / 生物学的水処理 / 閉鎖循環型養殖システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的である生物学的水処理装置による窒素およびリン化合物の除去システムの開発ができた。具体的な成果は、窒素は十分に除去できたため、NH4+ -N, NO2- -N 及びNO3- -N濃度は魚にとって安全で生存できる数値まで下げた。リンの除去はできたが、除去効率を上げるため改善が必要。水交換は284日間行わなくても全ての魚が最後まで生きて、悪い影響を及ばなかったということを確認できた。本システムを付けることによって魚にとって安全で生存できる水質レベルを保つことが可能と分かった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、本研究の目的のDHS-USBシステムによる窒素およびリン化合物の同時除去の開発ができて、窒素およびリン除去が可能であることを確認できた。アンモニアは99%除去できたことによって魚にとって安全で生存できる水質レベルを保つことができた。また、アンモニア酸化と亜硝酸酸化に主要な役割を果たした Ca. Nitrosotenius及びNitrospira はDHSリアクターで検出された。リン除去効率はやや低かったが、魚の健康に悪い影響を及ぼすまでではなかった。水交換は284日間行わなくても全ての魚が生きた。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後、リンの除去効率を上げるための実験が必要と考える. リン除去が十分にできたら、水槽内の藻の発生を防ぐことができるため、水槽メンテナンスを少なくすることができる。少子齢化などの要因を受け、国内の人手不足もますます深刻化している。そのため、低メンテナンス水槽システムを求める。また、養殖施設からの排水排出による環境問題も減らせる。本研究の成功は、水族館と養殖業界に多大な利益をもたらす。
|
Causes of Carryover |
リン除去効率の改善実験のため必要。
|
Research Products
(3 results)
-
[Journal Article] Effect of salinities on nitrogen removal performance of DHS-USB system and growth of Epinephelus bruneus in closed recirculating aquaculture system2021
Author(s)
Wilasinee Kotcharoen, Takahiro Watari, Nur Adlin, Yoshinobu Nakamura, Penpicha Satanwat, Wiboonluk Pungrasmi, Sorawit Powtongsook, Yutaka Takeuchi, Masashi Hatamoto, Shinichi Yamazaki, Takashi Yamaguchi
-
Journal Title
International Biodeterioration & Biodegradation
Volume: 164
Pages: 10
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
-
-