2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21000002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福島 正己 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (30241227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐川 宏行 東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (80178590)
垣本 史雄 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (00092544)
荻尾 彰一 大阪市立大学, 理学研究科, 准教授 (20242258)
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Keywords | 宇宙線 / 極高エネルギー / 宇宙物理 / 素粒子物理 / 国際共同実験 |
Research Abstract |
【観測】米国ユタ州に設置した空気シャワーアレイ(地表検出器507台)、大気蛍光望遠鏡(3ステーション38台)、長距離無線ネットワーク、主要なデータ較正装置(レーザー射出機2種、雲観測用赤外カメラなど)を、日米韓露4カ国の共同で運用した。データ取得は順調で、本年度の望遠鏡による観測は約980時間、地表検出器による観測は約8630時間となった。2011年3-4月期に望遠鏡観測を約1ヶ月間中断した。【装置補修など】以下の更新作業を行った。[1]較正用電子ビーム加速器のクライストロンを交換修理し、初の空中射出に成功、[2]アレイ・望遠鏡同時トリガーの運用開始、[3]地表検出器5台の交換修理、[4]新方式の大気透明度モニターの運用を開始[5]地表検出器半数の蓄電池交換は、次年度に延期、[6]日本国内で予備地表検出器14台を製作して観測地ユタに輸送。【グループ運営】国際共同研究を推進するために、[1]隔月のTAデータ解析会議(TV・電話会議・スカイプによる)、[2]年3回のTA全体会議(日本2回と米国1回、うち日本を予定していた1回は震災のため電話会議に変更)、[3]隔月のTA executive meeting(電話会議)、[4]毎週のTA operation meeting(電話会議)を行った。日本グループとして、[6]毎週の研究打ち合わせ(電話会議ほか)と[7]隔月定例打ち合わせ(柏・宇宙線研)を行った。【成果発表】[1]6件の国際シンポジウム[2]日本物理学会秋季大会(九州工業大学)で研究成果の発表を行った。[3]2010年12月10-12日に国際シンポジウムUHECR2010(於名古屋)を主催した。[4]日本物理学会第66回年次大会(新潟大学予定)は中止となった。【雇用】TAグループ全体で特任助教3名と専任秘書1名の雇用を継続した。
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Research Products
(34 results)
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[Presentation] LIDAR system of CLF2010
Author(s)
D.Oku
Organizer
UHECR 2010, International Symposium on the Recent Progress of UHECR Observation
Place of Presentation
Nagoya, Japan(poster presentation)
Year and Date
20101210-20101212
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