2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21000002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福島 正己 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (30241227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
垣本 史雄 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (00092544)
荻尾 彰一 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (20242258)
佐川 宏行 東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (80178590)
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Project Period (FY) |
2009-05-08 – 2014-03-31
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Keywords | 宇宙線 / 極高エネルギー / 宇宙物理 / 素粒子実験 / 国際協力 |
Research Abstract |
【観測】米国ユタ州に設置した空気シャワーアレイ(地表粒子検出器507台)、大気蛍光望遠鏡(3ステーション38台)、長距離無線ネットワーク、各種のデータ較正装置の運用を日米韓露ベルギー5カ国の共同で行ない、最高エネルギー領域の宇宙線空気シャワーを観測した。本年度の観測時間は、望遠鏡で約986時間、地表検出器で約8580時間。【装置維持など】①蛍光望遠鏡の鏡洗浄、発電機・シャッター・空調機などの保守。②予備地表粒子検出器35台をTALE実験のSDアレイとして設置調整し観測を始めた。粒子検出器507台の保守を続けた。③望遠鏡・アレイとも、観測シフトの遠隔化・集中化を行い、シフトの効率化とコストの低減を進めた。【グループ運営】国際共同研究の円滑な運営のため、①隔月のTAデータ解析会議(TV・電話会議・スカイプによる)②年3回のTA全体会議(ユタ1回、東京2回うち1回は拡張データ解析会議)③隔月のTA executive meeting(電話会議)④毎週のTA operation meetimg(電話会議)を行った。日本グループとしては、⑤毎週の研究打ち合わせ(電話会議ほか)と、⑥隔月定例打ち合わせ(柏・宇宙線研)を行った。【成果発表】①国際シンポジウム、②日本物理学会秋季大会(高知大学)、③第69回年次大会(東海大学)で、合計46件の成果発表を行った。エネルギースペクトルと到来方向異方性について、4編の学術論文を公刊した。うち1編により、宇宙背景放射と宇宙線の反応によって生じると考えられる、最高エネルギー領域での流量の急激な減少(GZK効果)を確認した。また、この領域での大きな異方性(ホットスポット)の存在を示唆する予備的結果を物理学会などで発表した。【雇用】TAグループ全体で特任助教4(途中より3)名、特任研究員1名と秘書1名を雇用した。
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Research Products
(52 results)
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[Presentation] The Telescope Array2013
Author(s)
(a) J. N. Matthews for TA Collaboration
Organizer
Rencontre de Vietnum, Inaugural Conference : Windows on the Universe
Place of Presentation
Qui Nhon, Vietnum
Year and Date
20130811-17
Invited
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