2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21220007
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
中田 力 新潟大学, 脳研究所, 教授 (50281720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西澤 正豊 新潟大学, 脳研究所, 教授 (80198457)
藤井 幸彦 新潟大学, 脳研究所, 教授 (40283014)
五十嵐 博中 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (20231128)
ヒューバー ビンセント 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (40422620)
辻田 実加 新潟大学, 超域研究機構, 助教 (60397180)
鈴木 清隆 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (40303169)
柿田 明美 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (80281012)
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Keywords | MRI / 7テスラ / MR microscopy / 解剖学的解像度 / 超候磁場 / magnetic resonance spectroscopy / hyperpolarization / 機能画像 |
Research Abstract |
本研究は、疾患特異的な対象分子に特異的に結び付くリガンドを用いたリガンド型分子イメージングの開発により、対照とする微細組織に特異的な画像法を確立することを目的としている。プロジェクトは、リガンドの開発、MR測定技術の開発、信号補強アルゴリズムの開発、マイクロイメージング技術の開発の各々のサブプロジェクトからなる。本年度は昨年度導入した高強度傾斜磁場コイルの使用により、動物用7T-MRI装置おいて、実効解像度19μの空間分解能微細画像を獲得することに成功した。リガンド開発においては、^<17>O-PIBの合成に成功し、マウスにおける脳内動態・至適投与量の検討を開始した。アルツハイマー病モデルマウスの制作も完了し、来年度より、本格的な生体検索を開始する。Vicinal Coupling Proton Exchange (JJVCPE)法の最適化を進め、H2(17)Oを用いた水動態画像の実用化を行い、その応用として虚血性脳浮腫モデルマウスにおける脳浮腫水の動態解析に成功した。信号補強アルゴリズムの開発においては、^<13>C化合物を用いたhyperpolarization法の基礎的な検討を開始し、^<13>C-pyruvateを高能率にhyperpolarizeさせることに成功した。更に、確立した技術の生体測定への応用を行い、生きたラット脳における好気性解糖系の動態測定に成功した。
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Research Products
(7 results)