2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21222003
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
氷見山 幸夫 Hokkaido University of Education, 教育学部, 教授 (20142771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土居 晴洋 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (40197992)
元木 靖 立正大学, 経済学部, 教授 (00092023)
春山 成子 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (10267461)
季 増民 椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (20278237)
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Keywords | 土地利用 / LUCC / GLP / IHDP / アジア / 土地科学 / 食糧問題 / 都市化 |
Research Abstract |
地球情報基盤の整備、分野横断的研究の推進、政策の推進と教育の充実を緊密に連動させた総合的土地利用研究をロシア極東、インド、中国、日本について実施した。 1.土地利用変化現地調査:海外重点研究地域であるロシア極東(ウラジオストク-ナホトカ)、インド(チャッティガー、デカン高原)、中国(北京、東北平原、三江平原、上海、珠江デルタ)で、現地の研究機関と共同で現地調査を実施した。また北海道(旭川-トマム-襟裳)で合同調査を実施した。 2.土地利用変化情報ベースの開発と分析:対象とする4ヵ国・地域について、20世紀初頭以降の土地利用変化の実態とメカニズムを明らかにする上で役立つ土地利用変化情報ベースの開発と分析を実施した。主に外邦図その他の内外の地図、土地利用動向調査調書その他の内外の統計、衛星画像、現地調査の写真などを用いた。 3.研究集会:ロシアのウラジオストクとインドのビラスプルで開かれたIGU-LUCC会議に参加し、基調講演、成果発表、巡検を行った。これらの会議は研究発表や研究者間の交流を深める場としてだけでなく、当該地域の関連研究の成果を集約し、現地研究者を支援し、本研究の成果を普及する場として大きな成果があった。国内では、旭川と東京で検討会を開催したほか、海外の研究協力者を招き、旭川で国際ワークショップを開催した。 4.成果の刊行・アウトリーチ:Land Use/Cover Changes in Selected Regions in the World Vol.I to IV Combined Editionを刊行した。上記の成果を活かしたアジア版アトラスも2010年夏に刊行の見通しである。また、研究成果をとりまとめた冊子を2010年5月に刊行する。日本学術会議公開シンポジウム『海と陸と人と』及び『陸域生態系変動と土地利用変化の統合研究をめざして』を共催した。
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Research Products
(18 results)