2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21240018
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
田村 秀行 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (10367998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西浦 敬信 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (70343275)
木村 朝子 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (20324832)
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Keywords | 複合現実感 / 視覚 / 聴覚 / 高臨場感3D / 光学的整合性 |
Research Abstract |
まず「(A)新音像提示方式による高臨場感3D音場の実現」に関して,平成22年度は音像プラネタリウム方式を用いた3D音場の音質改善を試みた.超音波スピーカは,一般的なスピーカと比較して低音域のエネルギーが小さいという問題があるため,低音域を再生する専用のサブウーファを超音波スピーカと併用することで3D音場の音質改善を検討した.サブウーファの存在が,音質だけでなく音像定位に与える影響も確認するため,音質および音像定位感に関する主観評価を実施した.その結果,サブウーファを併用することで,音像定位感を保持しつつ音質を改善できることが明らかとなった.今後,音像プラネタリウムベースユニットにサブウーファを搭載することで,さらなる高臨場感3D音場の実現に挑戦する 「(B)光学的整合技術による視覚的複合現実感(Mixed Reality : MR)の表現力強化」では,新方式での視聴覚MR実験が可能な実験コーナー(仮称:Reality Media Room)を設営した.また,同コーナーでの光学的特性を考慮し,仮想物体の陰影づけ,ぼかし等のレンズ効果,実物体から仮想物体への影付け等を実時間で実行可能なアルゴリズムの選定を行い,実装に着手した 「(C)視聴覚併用MRコンテンツの制作」に関しては,(A)(B)の結果を実装,評価するためのコンテンツの第1弾として,Reality Media Roomでオーケストラの指揮を体験できるコンテンツを制作した 平成22年度9月に,本研究のプレスリリースを行い,新聞,テレビ等にて,本研究を広く広報した
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Research Products
(10 results)