2012 Fiscal Year Annual Research Report
包括的な翻訳情報資源を実現する統合翻訳支援サイトの構築
Project/Area Number |
21240021
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
影浦 峡 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00211152)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿辺川 武 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター及びライフサイ, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (00431776)
内山 将夫 独立行政法人情報通信研究機構, その他部局等, 研究員 (70293496)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | みんなの翻訳 / 翻訳支援 / 専門用語収集システム / アーカイヴ / 包括性 / 語彙集合 |
Research Abstract |
本年度は、以下の研究を推め、4年間のプロジェクト全体をまとめた。(1) 英日・日英の言語対について、オンライン辞書とのシームレスな接続を実現し、システム提供辞書・ユーザ構築辞書との関係について、レファレンス情報資源の規範性と包括性の観点から検証を行った。(2) コンパラブル・アーカイヴ編成の概念を整理し、第2年度に整理したアーカイヴ編成モデルを実装した。(3) 複数ユーザの貢献による、翻訳の現場に組み込まれた辞書構築メカニズムとインタフェースを実装し「みんなの翻訳」に組み込んだ。(4) 包括的な参照情報資源を活用するために、柔軟な複合語・イディオムをマッチングさせるための規則に関する要件を整理し、柔軟なマッチングのための規則をユーザ主導で構築するプラットフォームの設計を行い、実装した。 これらについては、英日・日英言語対を中心的なテストベッドとして進めたが、それに加えて、特に日独辞書の「みんなの翻訳」への予備的な組み込みと活用実験も行った。また、テストベッドである「みんなの翻訳」インタフェースの対応言語を拡大した。 これらの課題中、(1)と(2)はユニバーサルに定義された「包括性」概念に関わる。これは、本研究が申請時の研究計画調書に記述した研究において最大の課題としていたものである。しかしながら、理論的な課題である「包括性」概念の検討と明確化が進んだ結果、翻訳の現場においては、参照情報の存在そのものとその性質から定義されるユニバーサルな包括性に加えて、領域包括性、タスク包括性という、翻訳の文脈に依存した概念を導入する必要性があることがわかった。それを受け、(1)についてはユニバーサルな包括性の問題として、(2)(3)については領域/タスク包括性の問題として、また、(4)については活用の観点から包括性を機能的に実現する問題として「包括性」の問題を明確化した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)