2009 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける伝統教養の形成と展開に関する学際的研究:書院・私塾教育を中心に
Project/Area Number |
21242001
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
吾妻 重二 Kansai University, 文学部, 教授 (20192982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 国雄 大東文化大学, 文学部, 教授 (60027555)
陶 徳民 関西大学, 文学部, 教授 (40288791)
湯浅 邦弘 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30182661)
二階堂 善弘 関西大学, 文学部, 教授 (70292258)
澤井 啓一 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (50154141)
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Keywords | 東アジア / 書院 / 私塾 / 伝統教養 / 泊園 / 中国 / 韓国 / ベトナム |
Research Abstract |
中国・韓国・日本・ベトナムの書院および講学に関して交付申請書にもとづく研究を行い、東アジアにおける伝統教養の形成と展開の歴史につき学際的成果を蓄積した。 1、研究会 (1)関西大学で研究会を9回開き(4月26日、5月31日、7月5日、7月26日、9月14日、10月25日、12月20日、2月21日、3月13日)、研究代表者・研究分担者・研究協力者の参加により書院における朱熹の講学記録『朱子語類』につき訳注作成作業を進めた。 (2)11月29日、韓国慶尚大学校の金徳鉱教授および張源哲教授、韓国朝鮮大学校の韓叡〓教授を招聘して韓国の書院につき発表を実施するとともに、吾妻重二が報告を行った。また12月1日、ベトナム漢喃研究院のディン・カック・トゥアン(Dinh Khac Thuan)准教授を招聘し、ベトナムの教育史に関するレクチャーを実施した。 2、国際シンポジウム参加 11月2日~4日、韓国慶尚北道安東市の韓国国学振興院において国際シンポジウム「朱子『家礼』と東アジアの文化交渉」に参加し、研究発表を行った。 3、海外調査 10月30日~11月1日、韓国慶尚北道安東市で黙渓書院・屏山書院・紹修書院などの書院を調査した。 4、訳注作業 「『朱子語類』礼関係部分訳注2」(全108頁、2010年1月)をまとめ、製本して関係者に配布した。 さらに〓〓〓著『〓〓〓 〓〓』の日本語訳『韓国の書院』(全123頁、2009年10月)を作成し、製本して研究分担者、海外研究協力者に配布した。 5、泊園文庫の調査 関西大学図書館が所蔵する大阪の漢学塾蔵書「泊園文庫」の調査を開始した。データベース検索システム構築を凸版印刷株式会社に外部発注し、データ入力とWeb公開準備に着手した。 6、個別研究 研究発表(平成21年度の研究成果)欄に示すように、研究代表者、研究分担者が各自の領域において研究成果を発表した。
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Research Products
(50 results)