2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21242008
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
望月 哲男 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90166330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越野 剛 北海道大学, スラブ研究センター, 助教 (90513242)
後藤 正憲 北海道大学, スラブ研究センター, 助教 (70435949)
鈴木 正美 新潟大学, 人文学部, 教授 (10326621)
鳥山 祐介 千葉大学, 文学部, 准教授 (40466694)
長縄 宣博 北海道大学, スラブ研究センター, 准教授 (30451389)
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Keywords | ロシア文化 / 河川文化圏 / ヴォルガ / 東西文化論 / 空間表象 |
Research Abstract |
「ソ連期から現在までのヴォルガ」を中心な研究対象として以下の研究を行なった。 1)研究内容 (1)20世紀史を踏まえて、この地域の宗教、社会、政治文化などにおける構造の変化を検討した。 (2)社会主義時代における多民族的ヴォルガ・イメージの特徴、農村派文学や環境・史跡保護運動とのかかわり、現代のポストモダン文化におけるその変容を表現の諸ジャンルにわたって検討した。 (3)ロシア民族主義、新ユーラシア主義、現代のグローバル文化論にとってのヴォルガ地域の意味と位置づけを研究した。以上の成果は下記『文化空間としてのヴォルガ』に反映した。 2)現地調査:2011年8月1日~16日、ヴォルガ下流域(サラトフ、ヴォルゴグラード、エリスタ、アストラハン)の調査を現地研究者との協力で行い、20世紀の戦争の記憶、宗教や民族環境、近代ヴォルガ文芸史について多くの新しい知見を得た。調査の成果の一部は下記『文化空間としてのヴォルガ』に反映した。 3)研究会:2012年3月3・4日に札幌でユーラシア比較文化研究会他と合同の公開研究会を行なった。 4)成果のまとめと発表:望月哲男,前田しほ編『文化空間としてのヴォルガ(スラブ・ユーラシア研究報告集)』2012年175頁http://volga.jp/publishing/publishing.html 5)研究成果、調査報告を以下のホームページに掲載。 http://volga.jp/index.html#news
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Research Products
(48 results)