2012 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニケーションのための日本語ウェブ教材の作成と試用
Project/Area Number |
21242012
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小林 ミナ 早稲田大学, 日本語教育研究科, 教授 (70252286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 良造 関西学院大学, 付置研究所, 講師 (50609956)
野田 尚史 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (20144545)
名嶋 義直 東北大学, 文学研究科, 准教授 (60359552)
桑原 陽子 福井大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (30397286)
副田 恵理子 藤女子大学, 文学部, 講師 (90433416)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 日本語教育文法 / コミュニケーション / 技能別教材 / 多言語対応教材 / ウェブ教材 |
Research Abstract |
2011年度までの活動を踏まえて,2012年度は,主に次の6つの活動を行った。 (1)「聞く」「話す」「読む」「書く」の技能ごとに,教材コンテンツの作成を継続的に行った。あわせて,作成した教材コンテンツを教材公開用ウェブサイトに入れ込むことにより,サイトの仕様,使い勝手,画面デザインなどについて意見交換を行った。(2)技能ごとに打ち合わせ会を開催し,作成した教材コンテンツの検討と改良,活動計画に関する意見交換などを行った。(3)4技能のウェブ化担当者の打ち合わせ会を開催し,教材公開用ウェブサイトの仕様,使い勝手,画面デザイン,「公開用日本語版」と「翻訳用日本語版」の位置づけなどについて意見交換を行った。(4)「読む」の2レッスン(「薬袋を読む」「レストランのクチコミ情報を読む」)について,「翻訳用日本語版」と「公開用日本語版」を整え,英語翻訳を発注し,その内容を確認した。(5)上の(4)の作業を踏まえて,教材公開用ウェブサイトの他言語(日本語以外)の画面について,仕様の改良などを行った。(6)日本語教育学会春季大会(於東洋大学)で,「読む」の研究成果について口頭発表を行った。日本語教育国際研究大会(於名古屋大学)で,「読む」の研究成果についてパネル発表を行った。あわせて,「書く」の活動状況を紹介することにより,プロジェクトの趣旨に賛同し,教材コンテンツの作成に携わってくださる新たな研究協力者を,国内外から10名ほど得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2011年度までの実績を踏まえて,「聞く」「話す」「読む」「書く」の技能ごとに,教材コンテンツの作成を継続的に行うとともに,サイトの仕様,使い勝手,画面デザインなどの改良を行うことができた。「読む」の2レッスン(「薬袋を読む」「レストランのクチコミ情報を読む」)について,「翻訳用日本語版」と「公開用日本語版」を整え,英語翻訳を発注することにより,教材公開用ウェブサイトの他言語(作成した2つのレッスン他言語(日本語以外)の仕様,画面デザインなどにういて改良を加えることができた。また,日本語教育学会春季大会,日本語教育国際研究大会において,研究成果を発表することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの活動をさらに進め,教材コンテンツの質と量を充実させることを目指すとともに,英語,中国語(簡体字,繁体字),韓国語の各言語の翻訳を発注し,他言語(日本語以外)版を整える。最終年度である2013年度は,教材公開用ウェブサイトの公開と研究成果の発表も予定している。
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Research Products
(8 results)