2010 Fiscal Year Annual Research Report
協調作業環境下での中世文書の網羅的収集による古文書学の再構築
Project/Area Number |
21242021
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
近藤 成一 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90153717)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海老澤 衷 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60194015)
稲葉 伸道 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (70135276)
柳原 敏昭 東北大学, 文学研究科, 教授 (30230270)
本多 博之 広島大学, 文学研究科, 准教授 (30268669)
遠藤 基郎 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40251475)
|
Keywords | 史料研究 / 協調作業環境 / 古文書 / ユニオンカタログ / 鎌倉遺文 / 日本史 / 中世 / 影写本 |
Research Abstract |
本研究は、1600年以前の古文書を対象として、古文書の所在情報、画像、釈文を共有し、文書名の付与・年代比定等の古文書利用のための基礎作業を共同で行い、文書の形態・様式・機能・伝来等々に関する古文書学上の議論を組織する協調作業環境をネットワーク上のバーチャルオーガニゼーション(「古文書バーチャルラボ」と称する)として構築することである。 「古文書バーチャルラボ」を構築するために、史料編纂所歴史情報処理システム(SHIPS)上の「鎌倉遺文バーチャルラボラトリ」「鎌倉遺文フルテキストデータベース」「日本古文書ユニオンカタログ」について、昨年度の要件定義にもどづき、改善のためのシステム開発を行った。 東京大学・早稲田大学・東北大学・名古屋大学・広島大学に所属する分担研究者を中心にシステムを運用し、8月5日に関係者全員による全体会議を開催したほか、随時打ち合わせを行い、システムを改善すべき点について検討した。 「古文書バーチャルラボ」にデータを搭載する対象となる古文書原本の調査を行った。 研究協力者(特任研究員・学術支援専門職員・学術支援職員)により、「日本古文書ユニオンカタログ」および「鎌倉遺文フルテキストデータベース」のデータ修正・追加について試行した。
|