2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21243012
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
建林 正彦 京都大学, 法学研究科, 教授 (30288790)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 岐夫 学習院大学, 法学部, 客員研究員 (80025147)
森本 哲郎 関西大学, 法学部, 教授 (30200447)
品田 裕 神戸大学, 法学研究科, 教授 (10226136)
網谷 龍介 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40251433)
曽我 謙悟 神戸大学, 法学研究科, 教授 (60261947)
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Keywords | 政党 / 地方組織 / 都道府県議会議員 / 比較政治 / 日本政治 / 中央地方関係 |
Research Abstract |
本研究は、日本の自由民主党および民主党の政党組織を調査し、他国の主要政党の組織と比較することを通じて、現代の民主主義における政党組織の共通性と各国固有の特徴を明らかにし、またそうした特徴を規定する諸要因を明らかにすることを目的とするが、23年度には、21年度、22年度に行った自由民主党、民主党の都道府県連に対する聞き取り調査と、それを補完するべく行った、都道府県連事務局アンケート調査、都道府県議会議員に対するアンケート調査の集計データをもとに、国内事例研究班、サーベイ調査(都道府県議会議員)分析班のそれぞれ分かれて、研究成果のとりまとめを行った。具体的には、国内事例班においては、各自が対象とする都道府県連組織を定めて事例研究を行い、またサーベイ班においては、それぞれの分析対象を差別化しつつ、分析を行った。またそうした分析結果について、研究会を開いて中間的な報告を行い、相互に意見交換を行った。特に日本選挙学会における研究会では、分担者、研究協力者からなるセッションを持ち、中間的な研究報告を行うとともに、コメンテーターからのフィードバックを受けた。また外国(ドイツ、イタリア、韓国)との比較を行う比較事例班については、日本との違いを意識しつつ、実証的な裏付けを伴う比較分析を試み、分析のとりまとめを行った。最後に、国内事例班、比較事例班、サーベイ班が、各自の分析をより一般的な枠組みに捉えなおすことを目指して研究会を行い、より理論的な研究成果へと改善をはかった。
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Research Products
(14 results)