2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21243013
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
DAVID Wolff 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (60435948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横手 慎二 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (00220559)
秋田 茂 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10175789)
泉川 泰博 中央大学, 総合政策学部, 准教授 (60352449)
遠藤 乾 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
岩下 明裕 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20243876)
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Keywords | 外交史 / 国際関係史 / アジア冷戦史 / ソ連 / 中国 |
Research Abstract |
《平成23年》 5月…欧州の冷戦史研究所と共催で成果発信 「World War II and the Soviet Union」(共催:Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales、仏) 「Interkit : An Internationale Against China?」(共催:Freiburg Institute for Advanced Studies、独)7月…スラブ研究センター(SRC)夏期シンポジウムの組織と成果発信 「Borders and Alliances in Northeast Asia's Cold War」(共催:新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」、GCOEプログラム「境界研究の拠点形成」) 8月-9月…旧ソ連外交に関わる資料収集(米) NY(バクメテフ文書館、タミメント文書館)、DC(議会図書館、国防文書館、国立文書館)、CA(フーヴァー研究所) 11月…研究成果報告(全米スラブ学会(米・DC)) 《平成24年》 1月…研究会(SRC)「Korea in the Cold War : New Materials from Seoul」 2月…研究会(中央大学)「Japan in the Cold War : Opening Japanese Archives, Promoting New Research」 過去2年間の資料収集と様々な国際会議への参加を通じて形成された国際コミュニティとの協力により3つの大規模なイベントを共催した。(欧州、インド、札幌)第1に冷戦初期の諸問題をスターリンの対中国・対インド外交などの課題から検討し、第2に冷戦末期の諸問題を南アジアや中印関係を軸に議論し、第3に朝鮮半島や日本の問題を含む北東アジアの同盟と国境を冷戦全体から考えるというのがそれぞれのテーマであった。各成果はEurasia Border Review誌等のレフェリージャーナルで刊行される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度初めに提出した研究実施計画に沿って、予定の行事をほぼ順調に実施し、成果を公開したため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度にあたるため、これまで様々な研究で構築してきた成果をまとめることに尽力する。ハーバード、スラブ研究センター、パリの社会科学高等学校の雑誌及び報告書として刊行される予定である。ほぼ予定通りにすべての研究計画を達成しており、今年度はその仕上げとなる。
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Research Products
(41 results)