2010 Fiscal Year Annual Research Report
「世代とジェンダー」から見た少子高齢化社会に関する総合的国際比較研究
Project/Area Number |
21243035
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
阿藤 誠 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90409699)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津谷 典子 慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (50217379)
西岡 八郎 国立社会保障人口問題研究所, 人口構造研究, 部長 (50415824)
福田 亘孝 青山学院大学, 社会情報学部, 教授 (40415831)
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Keywords | 少子化 / 世代 / ジェンダー / パネル調査 / 国際比較 |
Research Abstract |
平成22年度の主要課題は、『ジェンダーと世代パネル調査(GGP):第3回調査』の実施および同第1回調査・第2回調査結果とのデータ連結によるパネル(追跡)データの作成であり、そのために以下の研究および作業を行った。(1)本研究プロジェクトにおける前年度までの準備作業にもとづき、平成22年5月に、『結婚と家族に関する国際比較調査(第3次調査)』(2004年調査開始若壮年サンプル)、『結婚と家族に関する国際比較調査(第2次調査)』(2007年調査開始若壮年補充サンプルおよび2004年調査開始高齢者サンプル)を実施した。(2)上記の調査実施後に研究チーム内で研究会を行い、本研究課題の中心をなす追跡調査対象者の捕捉状況に関する検証を行うとともに、パネルデータ作成の指針を確定した。(3)上記調査データのクリーニング作業を実施するとともに、前回調査完了時までのデータ(第1次調査および第2次調査)との連結作業によるパネルデータを完成させた。 なお日本のGGP第1回・第2回の調査結果を連結させたパネルデータならびにGGPプロジェクトに参加するヨーロッパ諸国のデータを用いた離家、結婚、出産、離婚に関する研究論文8本を所収した研究書を出版するとともに、関連する学会報告として発表した。 その他、GGP本部(国連ヨーロッパ経済委員会人口部)から要請されている(第1回調査に基づく)国際比較可能な基本集計の作成作業を引き続き行った。また、GGP本部から要請のある、社会経済指標・少子高齢化関連の政策変数を含むコンテキストデータの整備を引き続き行った。なお、出席を予定していたGGP本部主催の国際会議(10月、ブタペスト)については、GGP本部により中止が決定された。
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Research Products
(4 results)