2012 Fiscal Year Annual Research Report
波動-粒子相互作用・電磁場による放射線帯・衝撃波・極域磁気圏での宇宙プラズマ加速
Project/Area Number |
21244075
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
平原 聖文 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (50242102)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 宇宙空間 / 宇宙プラズマ / 粒子加速 / 波動-粒子相互作用 / 電磁場 / 磁気圏 / 放射線帯 / オーロラ帯 |
Research Abstract |
地球周辺のおける宇宙プラズマ・波動・電磁場の直接観測において普遍的に見られる粒子加速とその関連現象を中心的な研究課題とする。最終年度となる今年度では、プラズマ波動-粒子相互作用による放射線帯粒子生成における高エネルギー粒子加速、オーロラ電子に代表される波動・電磁場による極域磁気圏でのプラズマ粒子加速、の2課題に対して観測技術的側面、及び、データ解析・モデリング的側面において相補的な研究を実施した。具体的な研究課題を以下に列挙する。 (A)昨年度に引き続き、宇宙プラズマ粒子センサー較正用地上装置の整備・改良を施した。特に、新規に整備されたクリーンルームへの移設を完了し、真空ポンプ更新も含めた再整備を行った。 (B)ジオスペース探査計画「ERG」衛星搭載用プラズマ粒子センサーの総合開発を実施した。宇宙プラズマ粒子の基本加速機構の研究とジオスペース環境科学の両面で必須となるプラズマ粒子計測手法の研究開発を行い、ERG衛星に適用されるプラズマ粒子センサーと波動-粒子相互作用解析装置の具体的な設計・開発の日程・項目に関して検討を施した。ジオスペース探査衛星ERGに向けて中間エネルギー荷電粒子分析器の実験室モデル開発を行った。実験室ビームラインを使用して得られたエネルギー・角度特性(感度プロファイル)はシミュレーションとよく一致しており,設計通りの性能が達成できていることが確認できた。 (C)特に電離圏・磁気圏結合という観点からオーロラダイナミクスと電離圏イオン流出現象に関するデータ解析を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(15 results)