2009 Fiscal Year Annual Research Report
定常化球状トカマクの突発事象を支配するメゾスケール物理とマクロ系制御
Project/Area Number |
21246139
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
図子 秀樹 Kyushu University, 応用力学研究所, 教授 (20127096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
四竈 泰一 京都大学, 工学研究科, 助教 (80456152)
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Keywords | メゾスケール / blob / fast camera |
Research Abstract |
本研究は高ベータトカマクプラズマの定常化にむけた研究課題として"突発事象を支配するメゾスケール物理解明とマクロ系制御"という観点で、"開放磁場配位から閉磁気面の独立"、"2つの閉磁気面の接触"、"閉磁気面と開放磁気面の接触"という状況下での磁気再結合によるマクロ構造形成過程とその制御性を調べることを目的とする。具体的には(1)非誘導方式での閉じ込め配位の形成過程、(2)高密度プラズマへの燃料注入過程(Compact Toroid Injection)、(3)定常プラズマの内部崩壊内部再結合事象(Internal Reconnection Events)や周辺局所モード(Edge Localized Mode)などに着目する。これらは、定常プラズマ運転に関わる"突発事象"であり、それぞれ、電流立ち上げ、燃料供給、高プラズマ圧力の維持という点で必須のものである。本研究では多階層物理描像のもとで、ミクロな背景乱流のもとでマクロな構造変化が起きる現象の中からメゾ系のみに特有な現象を抽出する。位相緩和時間で評価するメゾ系とマクロ系の"結合力"の定義付けを行い、その連続制御の可能性から定常運転実現への手法確立の展望を切り開く。
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Research Products
(11 results)