2009 Fiscal Year Annual Research Report
アジア大陸における衝突型造山帯の精密解析と大陸形成テクトニクスの解明
Project/Area Number |
21253008
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小山内 康人 Kyushu University, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80183771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大和田 正明 山口大学, 理工学研究科, 教授 (50213905)
角替 敏昭 筑波大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (50252888)
サティッシュクマール エム 静岡大学, 理学部, 准教授 (50313929)
河上 哲生 京都大学, 理学研究科, 助教 (70415777)
中野 伸彦 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 助教 (20452790)
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Keywords | アジア大陸 / 衝突型造山帯 / 変成作用 / 火成作用 / 微小領域年代測定 / 原岩構成 / ゴンドワナ超大陸 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
本研究計画初年度では,アジア大陸の広範な地域で地質調査を展開し,ユーラシア大陸極東部(アジア大陸)全域における衝突型造山帯形成に関わる大陸形成テクトニクスを明らかにするために,以下の項目を実施し着実な成果を得た. 1. 本年度は,日本海拡大前の日本列島における衝突型変成岩とアジア大陸の衝突型造山運動の関連を明らかにするため,国内各地の関連変成岩の調査・記載・解析を実施し,精密化学分析による原岩推定を行った. 2. 国際政治情勢に配慮し,当初予定の調査地域を変更して北中国地塊-シベリア地塊の衝突境界となるモンゴル・アルタイ山脈における衝突型変成岩類の精密調査を実施し,最先端分析装置群を駆使して,記載岩石学および変成岩岩石学的解析を行っている.また,微小領域年代測定を開始した. 3. 南中国地塊-インドシナ地塊-シャンタイ地塊の複合衝突境界となる中国雲南省・三江地域の変成岩類について岩石化学的,鉱物化学的,同位体岩石学的解析を行い,2つの衝突型変成作用の実態を明らかにした. 4. アジア大陸形成に関与したゴンドワナ超大陸構成物質を再検討するため,ゴンドワナ超大陸中心部に位置したスリランカの原生代変成岩類について精密地質調査を実施し,原岩構成の再検討を行っている. 5. 次年度以降のアジア大陸のおける衝突型造山帯研究を円滑・迅速に実施するため,モンゴルおよび中国の関連研究者を招聘して研究打合せおよび室内実験を行った.なお,今年度は5編の原著論文を公表し,14件の学会発表を行った.今後は得られた研究成果を順次公表する.
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Research Products
(23 results)