2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21300099
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Research Institution | Seinan Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
相良 かおる Seinan Jo Gakuin University, 保健福祉学部, 講師 (00330887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅原 正幸 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (80379528)
小野 正子 西南女学院大学, 保健福祉学部・看護学科, 准教授 (50255957)
鈴木 隆弘 千葉大学, 医学部附属病院・企画情報部, 講師 (40323422)
外山 健二 西南女学院大学, 保健福祉学部・栄養学科, 教授 (60249620)
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Keywords | 自然言語処理 / 分ち書き / 医療文書 / 形態素解析 / 医療用語 / 実践用語辞書 / Mecab / ComeJisyo |
Research Abstract |
本研究の目的は、医療施設で蓄積されるテキスト形式の医療情報の活用を支援する上で有効な機械可読実践用語辞書データベースの作成と公開である。当面の課題は、医療施設で蓄積された医療情報の分ち書き用辞書ComeJisyoの作成と無償公開、および、これらの教育面での活用である。 【2009年度研究成果】 (1)管理栄養士3名により精選した、栄養指導に使われる用語3,996語を新たに追加登録したComeJisyoV2(登録語彙34,142語)を無償公開した。 (2)分ち書きの解析精度を向上させるために、機械学習用コーパス93,681行を作成し、ComeJisyoV2を作成する際の学習用コーパスとして用いた。 (3)ComeJisyoV1登録の看護用語を精査しグループ化を行い、300のグループを作成した。 例){ジョウミャクチュウシャ、静脈注射、静脈内注射、IV、intravenous injection} 【意義と重要性】 医療文書を機械的に分かち書きするためには、医療施設で使われる用語を登録した分ち書き用辞書が必要であるが、現在、このような辞書は公開されていない。 電子カルテの普及される中、医療文書の自動分かち書きが可能になることで、医療文書を点字や音声に変換することが可能となり、また、蓄積された医療情報の2次利用が可能となる。 活用事例としては(1)服薬指導書等の自動点訳システムや、医療施設における添付文書からの重要語抽出がある。 2010年3月29日時点におけるComeJisyoV1およびComeJisyoV2のダウンロード数は356件であった。
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Research Products
(2 results)