2011 Fiscal Year Annual Research Report
地域住民の行動変容を目指した沖縄野菜を主体とした沖縄型食事による介入研究
Project/Area Number |
21300279
|
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
等々力 英美 琉球大学, 医学研究科, 准教授 (60175479)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大屋 祐輔 琉球大学, 医学研究科, 教授 (30240964)
高倉 実 琉球大学, 医学部, 教授 (70163186)
大角 玉樹 琉球大学, 観光産業科学部, 教授 (80305177)
青木 一雄 琉球大学, 医学研究科, 教授 (60201282)
|
Keywords | 行動変容 / 食事介入研究 / 無作為化割付試験 / 沖縄 / 栄養疫学 |
Research Abstract |
沖縄特産の緑黄色野菜を主体とした沖縄型食事による介入研究(チャンプルースタディ)の成果を基に、循環器・糖尿病リスクの低減を目的とした伝統的沖縄型食事による介入法の開発を行う。以下の内容を検討した。 本研究の2年目の後期介入が終了した。引き続き3年目のデータ解析と論文化を継続する。 1.介入方法:地域オープンランダム化割付比較試験。クロスオーバーデザインによる介入研究。 2.地域および対象:地域は沖縄本島全域に居住している日本人夫婦(ベースライン時:287名)を対象とした。割付は世帯単位で無作為化割付を行った。 対象者は、40歳以上69歳未満の健常者および境界域集団であった。ベースライン時からの脱落率は約22%であった。 3.介入方法 1)食事情報介入群において研究者が対象者(介入群)に沖縄特有の野菜と料理を事前に説明し、介入期間中、介入群に1ヶ月間沖縄野菜を配布した。研究者が対象者(介入群)に沖縄野菜を主体とした料理レシピを配布し、レシピ中記載の料理を中心に1ヶ月間調理するように依頼した。さらに、残りの11ヶ月間、健康情報を掲載したニュースレターを送付し、参加意識を持続させ摂取を継続させる介入を実施した。すでに、介入前ベースラインデータとして、食事歴・運動調査票、血圧・体重測定、社会疫学的調査を行った。 2)通常食群において
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り地域住民を対象とした約300名の参加者が得られ、2年間の長期にわたる介入期間でも、28%の脱落率であり、 介入の内容からみても概ね満足できる人数である。 介入期間中に予定していた介入内容も、ほぼ100%達成した。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在、データの集約とデータクリーニングを続行しており、支障となる障害は生じていない。
|
Research Products
(7 results)