2010 Fiscal Year Annual Research Report
女性MANGA研究:主体性表現の可能性とグローバル化-欧米/日本/アジア
Project/Area Number |
21320044
|
Research Institution | Chikushi Jogakuen University |
Principal Investigator |
大城 房美 筑紫女学園大学, 文学部, 准教授 (80289595)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ジャクリーヌ ベルント 京都精華大学, マンガ学部, 教授 (00241159)
中垣 恒太郎 大東文化大学, 経済学部, 准教授 (80350396)
吉原 ゆかり 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70249621)
|
Keywords | 国際研究者交流 / 多国籍 / コミックス・マンガ文化 / 女性 / グローバル化 / 比較文化 |
Research Abstract |
2年目の研究活動では、初年度に引き続き各研究者が各領域の調査を継続。その総括の場として女性マンガ研究についての国際会議をシンガポールで開催し、3年目の成果の公表に向けて、HPを開設した。 (1)調査:8月韓国(ソウル):吉原・大城は、1980年代より執筆活動を続ける純情漫画家ウオン・スヨン氏にインタビューを行う。10月ドイツ(ケルン+ライプチヒ):ベルントが中心となって企画した世界国際漫画会議(ケルン)に大城・ベルント、研究協力者が出席・研究発表、ライプチヒ大学では、若手研究者を中心とした研究発表会が行われた。11月サンフランシスコ:溝口はヤオイ・コンに出席。12月シンガポール:大城は2月の国際会議の準備も含め、コミックコンの学術会議部門にパネルチェア、及び研究発表者として出席。 (2)アメリカ/日本/アジアという多国籍的視点を備えた本研究課題のもと、欧米・アジアの文化交流の中核に位置するシンガポールにて、シンガポール国立大学と国際交流基金との連携により、研究者・アーティスト双方による女性国際マンガ会議"Women's Manga Beyond Japan : Contemporary Comics as Cultural Crossroads in Asia"を3日間にわたり開催。基調講演者として、コミックス研究の第一人者John A.Lentを招聘。Lentは30年にわたる研究活動から、女性とコミックスの現状を解説。それに続き、女性とマンガをテーマにした研究発表(2日間)を行い、最終日は女性アーティストによるシンポジウムで締めくくった。アメリカ、ドイツ、ベネズエラ、日本、韓国、台湾、インドネシア、カンボジア、マレーシア、フィリピン、タイ、シンガポール、と国境を越えて集まった多国籍の参加者たちによって、活発な議論と意見交換がなされた。 (3)本年度3月に、本研究プロジェクト活動の総称である「女性MANGA研究プロジェクト」のタイトルで、ホームページを開設。将来的には、英語・日本語のバイリンガルのHPとして整備を行い、グローバルな情報提供・交換の場となることを目指す。
|
Research Products
(32 results)
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] 序文2010
Author(s)
ジャクリーヌ・ベルント
-
Journal Title
世界のコミックスとコミックスの世界/Comics Worlds and the World of Comics(京都 : 国際マンガ研究センター)
Pages: 5-15
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] マンガ研究と日本研究から見たマンガの文化横断論(英語)2010
Author(s)
Jaqueline Berndt(企画/共催・司会)
Organizer
Intercultural Crossovers, Transcultural Flows : Manga/Comics(The Center for Intercultural and Transcultural Studies, University of Cologne,世界マンガ国際会議第2回大会)
Place of Presentation
ドイツ・ケルン日本文化会館
Year and Date
20100930-20101002
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-