2011 Fiscal Year Annual Research Report
後期ヴィクトリア朝イギリスにおけるマスキュリニティと友愛の政治学
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21320057
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
玉井 アキラ 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (00079097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角田 信恵 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (90113323)
森岡 伸 札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (40113633)
宮崎 かすみ 和光大学, 表現学部, 教授 (10255200)
高島 美和 女子栄養大学, 栄養学部, 講師 (00510166)
野末 紀之 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (70198597)
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Keywords | マスキュリニティ / 友愛 / 世紀末文学 / ペイター / ワイルド / J.A.シモンズ / ヴィクトリアニズム / セクシュアリティ |
Research Abstract |
本年度は、4年間にわたる研究期間の3年目に当たるゆえ、研究計画の全体を視野に入れて、以下のような研究活動を行った。 1.科研課題についての研究を発展させるため、研究会メンバーの所属する大学やその地域の研究・学術機関を使用して、数度にわたり研究会を開催した。開催地は、札幌、東京、名古屋、大阪の各地である。 2.海外における科研課題に関わる資料・文献を収集するため、主にイギリスを中心にして、主要な大学・研究機関に海外出張した。 3.資料収集のための海外出張に併せて、科研テーマに関心をもつイギリスの研究者(ロンドン大学教授ショーン・ブレイディ博士、その他)を訪ね、広く国際的学術交流を行なった。 4.科研課題をより一層広範な角度から検討するために、他分野を含むさまざまな専門領域の研究者を招き学術交流会を開いた。平成23年1月末に、夏目漱石の優れた研究で知られる英文学・比較文学者の仙葉豊教授(関東学院大学文学部)とグリム童話の優れた研究者であるドイツ文学者の野口芳子教授(武庫川女子大学文学部)を招き、科研講演会を開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
科研研究会メンバーの所属する大学等における研究会の開催、海外出張による資料収集活動、他分野の研究者を交えた学術交流を、今年度も予定通り実行することができたゆえ、計画はおおむね順調と言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、予定通り、科研研究会メンバーによる研究会の開催、海外出張による資料収集活動、隣接する研究分野の研究者との学術交流を実行し、その研究成果をまとめ、公刊するための準備に取り掛かりたい。
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Research Products
(5 results)